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オートグリム ウルトラ・ディープ・シャインを試してみた

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今回はオートグリムのウルトラ・ディープ・シャインのレビューです。

スーパーレジンポリッシュとの違い



さて、オートグリムというと定番商品となるのがスーパーレジンポリッシュです。

当ブログでも何度か登場していますが、スーパーレジンポリッシュがどんな製品かというと

「使いやすくなったポリラック」

といった感じです。

液体ワックスのようですが、カルナウバ成分は含まれておらず、若干の研磨成分が入っているのがスーパーレジンポリッシュ。

これ1本で、汚れ落としと艶出しができます。

研磨の成分は「掌圧5kgで壊れる」とオートグリムのブースの方に教えて頂いたので、塗装を削るほどのパワーは無いようです。

対するウルトラ・ディープ・シャインは、このスーパーレジンポリッシュから研磨成分を取り除いた艶重視の製品。

同じくオートグリムのブースの方曰く「研磨成分が嫌だというならウルトラ・ディープ・シャインですけど、ただ拭き取りが凄く重いです」というご説明を頂きました。

施工してみる


それでは施工してみたいと思います。

施工動画

今回は施工の様子を動画に撮ってみました。

ボンネット右半分だけ施工してどのように変わるか見てみたいと思います。

オートグリム ウルトラ・ディープ・シャイン を施工してみる

どうでしょう?

施工後、右側の方が若干光沢が上がったように見えませんか?

施工後の状態

ちなみに、これが施工後の写真。



ヌラヌラのギラギラといった感じで、固形ワックスの使用感に非常に近いです。

結構感動するレベル。


ちなみに、この写真。


この赤線の右側だけ、ウルトラディープシャインを施工しているんですが、光沢感に違いがあるのはわかりますでしょうか?

右側は曲線が多いので余計そのように見えるのかもしれませんが、肉眼で見た際に、ヌラヌラ、テラテラとした感じが上がっていました。

拭き取りは重いのか

前情報として、「拭き取りの重さ」を聞いていたわけですが…

確かに重たいです(笑)

特に、完全に乾ききってしまうと本当にふき取りが重い。

車をぐるりと塗って回ってからふき取りなんて事をすると、最初に塗ったあたりはカッサカサに乾いて非常に取りづらくなります。

固形ワックス同様、薄塗りを心がけると、塗ってるそばから白く乾いてきますので、あとはすかさず拭き取るようにしてあげたほうが楽になります。

撥水状態


施工1週間後の洗車後の様子。

オートグリム ウルトラ・ディープ・シャイン施工1週目の撥水状態

何だこれ(笑)

これまでに見たことないくらいの疎水ですね。いや、親水と言ったらいいのかな…?

コロコロ水滴にならず、水がシターっと張り付いて表面を流れて落ちていきます。

ただ、これはもしかしたら、洗車でコーティングの成分が落ちてしまったからという可能性も考えられるので、もう一度施工して、また翌週洗車してみました。

オートグリム ウルトラ・ディープ・シャイン施工2週目の撥水状態

やっぱり疎水だ(笑)

前回よりも水の落ち方がなめらかになっていますね。

この感じは今までほとんど見たことがありません。

パネル比較実験


次はパネルでの比較です。

パネルに施工


まずはウルトラディープシャインをパネルに施工してみます。



パネル左側がウルトラディープシャインですが、やはり固形ワックスのような、しっとりとした艶が出ました。

これは素晴らしいですね。

スーパーレジンポリッシュと比較


次に、スーパーレジンポリッシュとの比較です。

左にウルトラ・ディープ・シャイン、右にスーパーレジンポリッシュです。



光に当ててみると、ウルトラ・ディープ・シャインのほうが傷が目立たなくなっているように見えました。

スマートミストと比較


次は定番商品のスマートミストとの比較。

左にウルトラ・ディープ・シャイン、右にスマートミストです。



どちらも傷は見えにくくなっていますが、ウルトラ・ディープ・シャインとスマートミストでは質が違うように見えます。

どちらかというと、ウルトラ・ディープ・シャインのほうがしっとりとした艶感です。

2製品と比較してみましたが、ウルトラ・ディープ・シャインはかなり優秀だといえるでしょう。

滑水比較


毎度おなじみ滑水比較です。

これまではスポイトの水滴を使って比較をしていたんですが、この方法だと、水量が多いのと、水滴の粒の大きさにムラがでたり、水滴の出来具合の違いが分かりづらいので、今回から霧吹きを使って、霧雨の降雨状態を再現してみることにしました。

オートグリム ウルトラ・ディープ・シャインとスマートミストの降雨時再現

うーん…。

もっと明確に差が出るかと思ったんですが、差が少なく。

動画後半の方、平面での水滴の出来具合には結構差が出ました。

霧雨の時はこんな感じになるでしょうか。

スポイト実験のほうがやはり水滴の滑り具合を比較しやすいので、併せて実験してみることにしました。

オートグリム ウルトラ・ディープ・シャインとスマートミストの滑水比較

凄い速さで水滴が落ちますね。スルスルと水滴が落ちました。

先ほどの洗車時の疎水状態納得できるような落ち方です。

水滴の形状


今回から比較項目に追加。

水滴の形状です。

こちらがウルトラ・ディープ・シャイン。


こちらがスマートミストです。


ウルトラ・ディープ・シャインの水滴の方が平らになると予想していたんですが、予想に反してウルトラ・ディープ・シャインの方がコロコロとした水滴になりました。

まとめ


オートグリムのウルトラ・ディープ・シャインのレビューをしてみました。

とりあえず

「固形ワックスのような艶が欲しいけど、撥水系は嫌だ」

という方にはこれ以上ない製品だと思います。

ただ、ネックになるのは価格ですね。
アマゾンでの購入でも4,000円程のお値段なので、購入のハードルは高めだと思います。

ついでに薄塗りを心がけても、やはり固形ワックスほどの施工回数は望めません。

コスパはあまりよろしくないでしょう。

あとは、施工時のふき取りの重さ。

久しく簡易系ばかり試していたので、この拭き取りの重さは久しぶりです。

このあたりの労力を加味してでも一度試してみたいという方は是非お試しください。

仕上がりの艶感には満足いただけると思います。

という事で、この労力ですと、カルナウバワックスの成分が気にならないという方は、もっと価格の安い固形ワックスを使用したほうが、経済的にやさしく、そしてしっとりとした光沢感が味わえると思います。

以上、オートグリムのウルトラ・ディープ・シャインのレビューでした!

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