今回は、シュアラスターから新発売の「ゼロフィニッシュ」のレビューをしてみたいと思います。
ゼロフィニッシュは先行販売品
さて、このゼロフィニッシュについてですが、「聞いたことないぞ?」という方もいらっしゃるかもしれません。
それもそのはず、こちらのゼロフィニッシュ、
7月14日(土)からの販売開始で
・バイク用品店「2りんかん」
・カー用品店「イエローハット」
・シュアラスターオフィシャルオンラインショップ(自社・Amazon・楽天・Yahoo!)
で先行販売というもの。
正式販売は10月中旬から、全国のカー用品店、バイク用品店、自転車用品店、ホームセンターなどで販売を予定という事なので、まだまだ完全には出回っていない製品です。
ゼロフィニッシュはどんな製品なのか
特長は以下の通りです。

汚れをしっかり落とす(洗浄効果)
新配合洗浄成分『HGSクリーナー』による浸透・軟化・溶解のトリプル相乗作用により汚れを容易に除去します。
他とは違う深みのある艶(コーティング)
新開発『ハイブリッドコート』により塗装面、樹脂、金属など、幅広い部位で深みのある艶が得られます。
これ一本で、汚れを落とせて艶がグッと上がるので、愛車の存在を引き立てます。
汚れが付きにくくなる(防汚効果)
反応性特殊ポリマーがコーティング被膜を形成し、汚れが付きにくくなり落ちやすくなります。
とのこと。
さらに、公式サイトには
ボディに優しい無香タイプ
強力な溶剤を使用していないので、ボディにも優しく刺激臭もないので使いやすい設計になっています。
いろんな乗り物に使える
汚れをしっかり落として熱にも強いので、パーツの材質を選ばず、幅広く使えます。
車、バイク、自転車など、いろいろな乗り物のお手入れに最適です。
https://www.surluster.jp/news/products/zerofinish/
という記載もありました。
無香な事とボディーに優しい事に何の因果関係あるかわかりませんが、まぁ「臭いやつはドギツイ溶剤つかってるからボディーに良くないぞ!」ということを言いたいのでしょう。
ゼロフィニッシュの成分
ゼロフィニッシュの成分は以下の通り。・石油系溶剤
・ケイ素系化合物
・特殊高分子化合物
・界面活性剤
・水
ということで、まぁここまででなんとなく皆さん気づいてると思いますが
バリアスコートみたいだよね
というかまぁ、バリアスコートを意識していないってことはないでしょう。
スプレー式のガラス系コーティング剤といいますと、やはりバリアスコートを思い浮かべてしまいますよね。
「ボディに優しい無香タイプ」って、バリアスコート臭いからね。刺激臭が。
ちなみに、バリアスコートの成分はこんな感じ
・石油系溶剤
・ポリマーレジン
・シリコーン化合物
・界面活性剤
・水
違うようで似てるような・・・・
もう1個近しい製品といえば、エックスマールワンコーティングでしょうか。
こちらの成分は
・ガラス系ポリマー
・シリコーンオイル
・石油系溶剤
・非イオン系界面活性剤
・紫外線吸収剤
エックスマールワンコーティングはちょっと毛色が違う感じですね。
ゼロフィニッシュの施工方法
さて、ゼロフィニッシュの施工方法ですが
1.あらかじめ使用箇所の砂やホコリを洗い流し、水滴を拭き取ります。
※濡れた状態でも使用可能です。
2.使用前に容器をよく振ります。
3.施工面から約20cm以上離して直接スプレーします。
※液剤の飛散が気になる箇所に使用する場合は、クロスなどに直接スプレーして使用。
4.液剤が乾く前にクロスなどで塗り広げます。
5.綺麗なクロスで拭きスジ・拭きムラを消すように丁寧に拭き上げます。
※濡れた状態で施工した場合は最後に乾いたクロスで拭くとよりきれいになります。
といった感じ。
ゼロフィニッシュを使ってみる
それでは早速使用してみたいと思います。
施工の様子
施工時の様子は動画にしてみました。いかがでしょうか?
施工後、光沢が出てきているのが見て取れますよね。
使っている最中も「お?」という感覚がありました。
施工結果


全体的な印象としては「スッキリしていて、程よくヌラリ」といった感じです。
施工直後の撥水状態
施工直後の撥水の状態を見てみたいと思います。
綺麗に撥水していますね。
疎水系に近いようなスルスルとした水の落ち方です。
水滴跡が結構落ちる
さて、使用していて気づいたんですが、どうやら水滴跡が結構落ちるようなんですね。
前回、以前ワックスインシャンプーを使用したときにくっついて、取れずに困っていた水滴跡。

わかりますでしょうか?
ポツポツと水滴跡がついています。
これが、ボディーのアチコチにあって気になっていたんですが…

スッキリ!
これには少し感動しました。
クリーナー成分というか石油系溶剤のおかげでしょうか。
パネル比較

次にいつも通りパネル実験です。
ゼロフィニッシュ単体

まずは中央にゼロフィニッシュのみ。
まぁまぁの変化が現れました。
バリアスコート、エックスマールワンコーティングと比較

次に、対抗馬になりうるであろう、2製品。
バリアスコートと、エックスマールワンコーティングとの比較です。
左がバリアスコート、中央がゼロフィニッシュ、右がエックスマールワンコーティングです。
光源の位置をずらしながら見てみましょう。



バリアスコート、エックスマールワンコーティングコーティングのほうが若干色が濃い感じです。
傷の隠蔽もいい感じですね。
ゼロフィニッシュもいい感じの光沢がでていますね。
使い比べてみるとバリアスコートのにおいのキツさが際立ちます(笑)
汚れ落としをしてみる
さらに、丁度前回実験に使用したパネルがあったので、そちらも使って汚れ落とし効果を見てみたいと思います。
この記事で使ったパネルですね。
井戸水(雨水)、水道水、除湿器の水をそれぞれ落として、乾かして汚れの付着具合の実験を行った後、放置していたパネルです。
水滴跡が落ちました。まぁ少しゴリゴリと固い感覚が残っていますけど、水道水のところのカルキは相当落ちましたね。
滑水実験
それでは次に、水滴を落としての滑水実験です。
バリアスコート、エックスマールワンコーティングコーティングが水滴がスルリと落ちて、ゼロフィニッシュのところは水滴が残ってしまいました。
まとめ
以上、シュアラスターのゼロフィニッシュをあれこれ試してみました。
使った感覚としては、まぁ悪くないかなぁという印象。
購入したお店のスタッフさん曰く
「特徴としては、光沢感は徐々に薄くなっていくけれど、高い防汚効果が残る。他の製品より防汚効果が高い」
「繰り返し使う事で厚みが増していく」
という事でした。
というか、汚れを落としながらガラスコーティング。そして艶も出るってことで、これはシュアラスターの次世代の売れ筋になるかもしれません。
あとは、スプレー缶式では、圧倒的な人気を誇るバリアスコートと、どれくらい差分化できるかがカギではないかなぁと思います。
製品としてはいい感じなので、気になる方はぜひお試しください。