今回は、コメント欄でも過去何度かレビューのご依頼をいただいてた、スパシャンのレビューをしてみたいと思います。
前回の記事のながれで、スパシャンをほのめかしていたんですが、お財布の都合上スパシャンの「トラシャン」となりました…。
期待していたみなさん、ゴメンナサイ…。
でも結果の方は恐らくみなさん納得いただける形になってるとおもいますよ!
スパシャンを試してみる
さて、これまで過去何度かレビューのご依頼をいただいていたスパシャンなんですが、中々購入に対して重い腰があげられずにいました。理由はいくつかあるんですが
まぁ高いよね(笑)
正直、私のような安くてコスパの良いコーティング剤を渡り歩いている身としては送料込みで8000円のこの製品はどうにも躊躇してしまいます。
しかも、希釈して使えるとはいえ、カーシャンプーとして使うならなおさら、私ではなかなか使うことができません…。
あとは、教えていただいた当時、レビューをみたらレビュー件数数件に対して、オール星5という、逆になんとも心配になる状態だったので、さらに躊躇してしまいました。
とはいえ、これだけご依頼を頂いているのと、あとは良いにせよ悪いにせよ、一度使ってみないことにはわからないということで今回試してみることにしました。
スパシャンとは
それでは、実際にスパシャンを購入してみるわけですが、その前に「スパシャンとは」というところからですね。
スパシャンは、シャンプー洗車しながらガラスコーティングが施工できるというもの。
20cc~30ccを50倍~100倍で使えるってことなので、1本の価格は高いけど、実は最終的なコスパはそこまで高くないのかもしれません。
スパシャンというかトラシャン
【SPASHAN】 トラシャン2 500㎖ トラック専用 簡単施工でコストパフォーマンスに優れたガラス コーティング剤 疎水性 スパシャン コーティング
ということで、今回スパシャンを買おうと思ったんですが、スパシャンよりも安い製品に「トラシャン」という製品があります。
トラシャンは「トラック専用」との記載があるんですが、コメントを頂いた方々のご意見や、アマゾンのレビューなんかを見ると「トラシャンでも十分に効果は実感できる」ということだったのでトラシャンで試してみることにしました。
まぁ普通車とトラックで塗装が違うなんてことは、コンテナ車のコンテナ部分でもなければそうそうないと思いますので、勝手な想像ですが「トラックのようなサイズの大きい車でもたくさん使えるように」という価格設定と区分けなのではないでしょうか。
まぁ勝手な解釈ですが、とりあえずトラシャンを買ってみることにしました。
トラシャンを買ってみた
ということで購入したトラシャンがこちら。

成分は何が入っているのか知りたかったんですが、ボトルにも特に記載がありません…。

瓶入りで、ずっしりした感じですね。
車に施工してみる
それでは車に施工(洗車?)していこうと思います。
バケツに100ccほどとり、水をジャバジャバといれて、希釈しつつ泡立てます。
泡立ち具合はこんな感じ。

そこまでモコモコとした泡が立つわけでもないようなので、普通に洗車をした後に使ったほうがいいかもしれません。
施工時の感覚としては、スポンジにとってジャバジャバと洗うような感じ。
これが仕様なのか、私がケチりすぎたのかほとんど泡はたたず、ほぼ水洗いのような状態。
ただし、作業の間にももう撥水しているのがよくわかります。
そうですね・・・、このスポンジを走らせた後の水滴の雰囲気は、ブリスを濡れたボディーにかけて塗り伸ばしているときのあの水滴の感じに非常によく似ています。
そして、施工(洗車)後は、たっぷりの水で洗い流す。
ということで、一気に流していきます。
なんだこの撥水(笑)
水をかけたそばから撥水して流れていくのがわかりますでしょうか?
この違いを見るために、エックスマールワンコーティングシャンプーを前回施工したんですが…
前回のエックスマールワンコーティングシャンプーの撥水状態の動画がこれ。
全然違うね(笑)
「どーせカーシャンプーなんだから大した差はでないだろう」タカをくくっていたんですが、いい意味で予想外の結果になりました。
ちなみに拭き上げ後の感じはこんな感じ。


写真ではわかりづらいですが、結構ギラギラした感じになっています。
走行中も、サイドミラーに写った車体がギラギラしているのがわかるくらいです。
車体ビッカビカじゃん(笑)
と思わず笑ってしまいました。
パネルで比較

次はパネル施工で比較していきます。
まずはパネル左側に施工してみます。

いかがでしょう?
若干薄い気がしますが‥‥。
施工後の感じから、相当濃い色になるかなぁと思ったんですが、そこまで大きく変化しませんでした。
エックスマールワンコーティングシャンプーと比較

次は、前回比較のために購入したエックスマールワンコーティングシャンプーと比較してみます。
左がトラシャン、右がエックスマールワンコーティングシャンプーです。

期待をしていたんですが、エックスマールワンコーティングシャンプーのほうが光沢感がある仕上がりとなってしまいました。
シリコーンオイルが配合されているので、施工後の艶感が出やすいのかもしれません。
次は滑水の比較。
あれ!?
エックスマールワンコーティングシャンプーのほうが水滴が速く落ちてしまいました。
先ほどの洗車時の感じでは、トラシャンのほうが水滴が落ちるのは早いのかなぁと思ったんですが、パネル上ではエックスマールワンコーティングシャンプーの勝ちのようです…。
若干腑に落ちない感じがしますが…。ただ水滴の感じが違いますね。
トラシャンのほうはつぶれた感じの水滴、エックスマールワンコーティングシャンプーのほうはコロっとした水滴です。
洗車時には、トラシャンのほうは水滴どうしがくっついて、流れていくのに対して、エックスマールワンコーティングシャンプーのほうがそれぞれがコロコロと流れていく…そんな違いでしょうか?
スマートミストと比較

次に、いつも通りスマートミストとの比較。
左がトラシャン、右がスマートミストです。

いかがでしょう?
スマートミストのほうが濃い感じですね。
次に滑水比較。
これは実験前から予想がついていましたが、スパシャン云々というより、スマートミストの滑水性能は良くないので、圧倒的な差が出ました。
ブリスと比較

いつもはスマートミストとの滑水状態の比較で終わってしまうんですが、施工時に何となくブリスと似ている感じがあったので、今回は追加でブリスと比較してみたいと思います。
左がトラシャン、右がブリスです。

光沢感はブリスのほうがいい感じですね。
次に滑水比較。
これもトラシャンの勝ち。
ブリスも十分早いタイミングで滑り出したんですが、それでもトラシャンのほうが早いですね。
まとめ
ということで、スパシャンというかトラシャンを試してみたんですが、総評をまとめていきたいと思います。
撥水(疎水)性能は抜群に良い
今回試すにあたって、一番気になっていた撥水・疎水の性能ですが、とりあえずこちらは申し分なしといったところでしょう。
エックスマールワンコーティングシャンプーと大差ない結果になるだろうと予測していたんですが、まったく異なるものでした。
多分、これまでのコーティング剤の中でもかなり上位に入る滑水速度だと思います。
傷の隠蔽効果は薄め?
施工直後の車の状態としては「ビッカビカ」という感じだったんですが、パネル実験ではそこまで大きな変化が現れませんでした。これは正直個人的にも少し不満です。
本当に施工後、肉眼で見ると非常に光沢感が出てたんですが…。
恐らく、シリコーンオイルが含まれていないため…と踏んでいますが。
塗装面のキレイな車向けかも
上記より、塗装面が整っている車であれば、恩恵は大きそうです。
カーシャンプーではなく希釈して施工するコーティング剤
施工してみた感じとしては、酷い汚れの場合は別途シャンプー洗車したほうがよさそうな感じです。
泡の量はそこまで多くはない感じではあったので、車体に傷をつけたくなければ汚れがひどい時は一度普通のカーシャンプーで洗ってあげたほうがよさそうです。
施工面は選ばないので、ジャバジャバと使えるのは楽でいいですね。
コーティングのオーバーコートにも使えそう
滑水性能がすこぶる良いので、スマートミストなどの傷の隠蔽効果が高いけど、水の滑りが悪いコーティング剤の、日々のメンテナンスに使用して、滑水性能を補って上げる…という手もアリかもしれません。施工難易度はある意味高め?
洗っていてわかったんですが、1面ずつ洗って、水で流して…という作業工程が前提なんですが、これがまた環境的に難しい。洗車場の洗車機では一時停止はできても使用時間は経過するので、十分な水を確保できる環境であることが前提ですね。
乾いて来ると白っぽく残ってしまうので、乾いてしまう前にあっという間に洗う…という手もありますが、日差しも気温もキツいこれからの時期はなかなか厳しそうです。
ですので、ある意味難易度は少し高めかもしれません。
お金に余裕があるなら是非
私は、スパシャンを買うほどの余裕がなくて、トラシャンを選択しました。
スパシャンの方はさらに良いようなので、お財布に余裕がある方は一度試して頂いてもいいと思います。
お金がないけど気になる!という方はトラシャンもよさそうです。
実際の施工時の感覚と、パネル施工時でのギャップがでたので、私自身少々困惑しているんですが、あの撥水の感じは一度試してみる価値はあると思いました。
以上、スパシャン…というかトラシャンのレビューでした!