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カーコーティング剤のブリスを試してみた

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今回はガラス系コーティング剤の火付け役(と私が勝手に思っている)ブリスのレビューをしてみたいと思います。

販売開始から結構経っている製品なのでもうすでにご存知の方、使用経験済みの方も多いかと思いますが、あえてのレビューです。

理由なんですが、色々なコーティング剤をレビューしてきましたが、そんな中でふと気づいたこと


そういえばブリス単体ってレビューしたことないよね?


って事。


数年前に行ったカーコーティング剤比較の一発目(カーコーティング剤を比較してみた!)の時点で既に残量が僅かで、使い切ってしまったため、レビューできずにいました。

という事でブリスのレビュー…


ですが


今回は個人的な思い出補正が入ってきそうなのであまり平等な評価にはならないかもしれません…


ブリス(と)の(個人的な)歴史



ブリスがいつから売っているのかは存じ上げませんが、少なくとも2007年には私は楽天でブリスを購入していました

当時、ケイ素系コーティング剤というものは私は見たことが無くて、せっせとカルナウバ蝋のワックスを使っていました。

で、ブリスのお試しサイズの80mlを購入してみて感動。しばらくブリスを使用することに。

当時はAmazonでの購入よりも楽天での購入頻度のほうが高かったので、広告をよく目にしていたせいかもしれませんが、競合するような製品はほとんどなかったんじゃないかと思います。

それくらい私にとってはブリスは画期的な製品でした。

その後、当時乗っていた車を手放す頃には類似する製品も沢山出てきており、同時にブラックのボディーからグレーの車に乗り換えたことで、効果の違いがイマイチわからなくなって冷めてしまいました。

ブリスにこだわりがなくなってからは、安いものを使い切っては別の物といった感じで使用していたわけですが、数年後に転機が訪れます。

当時、知人が携帯をピカピカにしたいという事でブリスを購入しました。たまたまその知人に用事があって立ち寄った際、

「ブリスっていいよな。試しにボンネットに施工してみてよ」

と私の車のボンネットに施工したところ…

私「あれ?光沢全然違うんじゃない…?」

知人「俺もそう思った」

私「だよな?でもこれコーティングはしてあるんだぞ?ゼロウォーターってやつ。」

知人「でも明らかに光沢感さっきと違うよ?」

私「だよな…。こんなにも変わるのか…?」

知人「俺でもわかるくらいだから結構違うと思うよ?」

車を所有していない知人ですら、その変化に気くくらい光沢が出ました。

しかも変化のわかりづらいグレーのボディーで。

そんな感じで

ブリスってすげぇ!っていうかコーティング剤でもこんなに違いがあるのか!


となったわけですね。

そこからはもうあれこれコーティング剤を試す日々となりまして、現在に至ります。

だから思い入れが若干違うんですね。


ブリスを施工してみる


私とブリスの話に疲れてきた方もいるかと思いますので、実際に車に施工してみたいと思います。


工程は

・洗車後のボディーに吹きかけて延ばす。

・余分な成分を洗い流す。

・最後にマイクロファイバータオルで拭き上げる。

といった流れになります。

施工が終わった後に水をかけるというのに抵抗がある方は、硬く絞ったマイクロファイバータオルを使ってもよさそうです。

早速施工してみましたが



あーこれこれ。懐かしい

そう、見事にムラが出ます。

当時、このムラがどうしても取れなくて、販売元に問い合わせたことがありました。

その際には「軽くシャンプー洗車してくれればOK。もしくはボディーに残っている油分のせいの可能性があるから施工前の脱脂シャンプー買ってね」という回答をもらったわけですが…


硬く絞ったMFタオルを使用するとさっぱりと落ちます。

当時は、MFタオルというものはあまり主流ではなく、セーム皮か合成セームのほぼ2択。あとは手ぬぐいみたいなタオルを使ったりというパターンですね。

MFタオルがメジャーになったのはもう少し先ですよね。

プリズムシールドを初めて購入したときに「マイクロファイバータオル!?何だ!?すごいのがついて来るの?このお値段で!?」と思った記憶があります。

なんせそのMFタオル1年くらい使いましたからね。もったいなくて。汚れてたのに…。

その後ダイソー等でもで当たり前に取り扱うようになりましたけど…。

「車51」という単語を聞いて「懐かしい!」と思う人もいるでしょう。私の家に未開封のストックがまだ数枚あります。

という事で施工結果ですが

素晴らしいね!(誇張気味)

やっぱりねぇ、ブリスはウルっというかヌラっというか濡れたような艶が出ますね。ニュービームとかそれ系に近い感じです。


写真撮ったと思ったらブレブレだったんで、後日追加したいと思います…。


施工後数日しての雨の状態。


水滴は楕円形です。最初は弱撥水、後に疎水となるのがブリスの特徴ですが、いつも重ねて施工しているので疎水になっている姿は見たことありません(笑)


パネルで実験してみる


次にパネル実験です。

左側にブリスを施工します。

うん。素晴らしい!ちゃんと効果が出るのは確信していましたが、素晴らしいですね。黒々しています。


ブリスとゼロウォーター、スマートミストを比較してみる


次に比較です。

比較対象はゼロウォーターとスマートミスト。

真ん中がゼロウォーター、右端がスマートミストなんですが…。


写真で見ると僅差ですね(笑)

肉眼的にはスマートミストが若干濃い感じ。次にブリス、その次がゼロウォーターです。
ちなみにゼロウォーターは新しくなった方ですのでご注意を。過去製品とは効果が段違いです。


水滴を落としてみる


それではそれぞれに水滴を落としてみたいと思います。


水はけはよさそうですね。



総合評価



ということで久しぶりにブリスを購入し、ちゃんとレビューしてみましたが、効果としては大満足。


でも少し不満が残ります。


一度水で流すとか、ムラをとるとか若干面倒なのよね


現在の主流は「濡れたボディーに吹きかけて延ばし、水分と一緒に拭き取る(終了」という流れなので少しばかり手間です。

洗車場で施工したら何円ぶち込んだらいいかわからなくなってしまいますね(笑)

但し仕上がりは素晴らしい…。

当時はまだ、カルナウバワックスが主流だったので、この流れでも十分に楽だったんですよね。

乾いたワックスのふき取りと格闘しなくていいというだけでものすごく楽だったんです。

という事で、時短効果は現行の製品に劣ってしまいますが、艶感は抜群に良い。

洗車に時間と手間をかけるのは問題ないけど、固形ワックスのようにしんどいのは嫌。もしくは油膜を作りたくないから固形ワックスは使用しない。という方にはブリスは良いと思います。

私同じように、昔はブリスを使っていたけど、今は別の安くて簡単な製品を使っているという方は結構いる事でしょう。

そんな方は久しぶりに再度ブリスを使ってみると「あ!そうそうこれこれ!」という気持ちになれると思います。

以上、ブリスのレビューでした。

カーコーティング剤のジーズシールドを購入してレビューしてみた

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今回はコーティング剤の「G’s shield(ジーズシールド)」をレビューしてみようと思います。

購入したのはコチラ。


30mlのお試しセットです。

価格も安く非常にお求めやすくなっております。

G’s shieldとは


G’z shieldは「株式会社アシストフォー」さんから販売されている「ガラス繊維系ポリマーコーティング剤」。

カルナバ系ではなくガラス系のコーティング剤になります。

ちなみに、チラシやサイトを見ると「元祖」の文字が目に入ります。

販売元の「株式会社アシストフォー」さんは設立が平成20年。

9年前と言いますと、確かにガラス系コーティング剤の流行り初めの時期ですね。私がブリスを初めて購入したのも、この頃です。

G’s shieldとブリスってどっちが先なんだろう…?

でもとりあえず、それなりに長く人気のある製品のようです。

紹介動画もありました




施工方法


施工方法は、濡れたボディーに吹きかけて、スポンジで伸ばし、拭き上げ、10分~15分乾燥させるという手順。

ちなみに、水分は多くても少なくてもダメなようで、多すぎれば溶剤が流れ落ちるし、少なければムラや硬化の妨げになる…という事のようで、適度な水分が必要なようです。


車に施工してみる


それでは施工してみます。

濡れたボディーに吹きかけ、付属のスポンジで伸ばしていきます。

ここで「お?」と思ったのが付属のスポンジ。

このスポンジ、少し硬めなんですが、最初は滑りが悪かったものの、塗り延ばしていく間に抵抗が少しずつ減っていくんですね。

これがコーティングの効果なのか、残った汚れを掻き出してくれているのかは定かではありませんが、徐々に滑りが良くなっていくのを感じました。

伸ばしているときの感じは、ブリス施工時に近いかなぁ…。ブリス程ムラにはなりませんでしたけどね。

施工結果がコチラ。




しっかりとした光沢感が出ました。

満足できる結果と言えます。

パネル実験してみる


次にパネル実験です。

左側にジーズシールドを施工します。


しっかりと効果がみられます。

次に比較。

ゼロウォーターと比較してみます。最近リニューアルして調子が良かったので、ゼロウォーターをピックアップしたんですが、ここはブリスを選択するべきでしたね‥‥。

ブリスとの比較がまた後日追記したいと思います。

左がジーズシールド、右がゼロウォーターです。


ジーズシールドのほうが色が濃い感じに仕上がりました。

ゼロウォーターも決して悪くはないんですけどね。


次に水滴を落としてみます。


ジーズシールドが先に水滴が落ちていきました。

水の落ち具合もよいようです。

総評


結果としては「なかなか良い」という印象。

2回目、3回目と効果が増していくというので、もう少し試したいところです。

流石、長いこと愛されている商品だなぁという印象ですね。

お試しサイズがあり、価格が控えめ。なのにちゃんと施工用のスポンジもついて来るということで、かなり良心的だと思います。

効果もありましたので

「昔から知っているけど試したことは無い」

といった方もこれを期に試してみてもよいと思います。

以上、ジーズシールドのレビューでした!

SONAXの固形ワックス Premium Class Carnauba Waxを試してみた!

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日本でもいくつかの種類が購入できるSONAX製品ですが、日本では販売していない、SONAXの固形ワックス「Premium Class Carnauba Wax」を購入してみました。

今回は米アマゾンからの購入です。



Sonax (211200) Premium Class Carnauba Wax – 6.76 oz.

私が購入したときはAmazonの販売・発送ではなく、マーケットプレイスからの購入だったため送料で$30ほど乗ってしまい、$77.50となってしまいましたが、アマゾンから購入すれば$56.6で購入できたようです…。

しかも私が買った時には発送してくれたマーケットプレイスの店舗が今発送してくれなくなってるし…。

発送はUSPSでの発送となり、追跡番号ももらえなかったので心配していましたが、無事到着しました。

上のリンクから見てもらえればAmazon.com販売の商品の方にたどり着ける…はずです。URLは合ってると思います。


SONAXの固形ワックス


SONAXといえば、エクストリームブリリアントシャインデテイラーや、グロスシャンプーが有名だと思います。
今の国内の流れ的に固形ワックスが販売されるとことは、しばらく無いような気がしますね…。
参考
SONAX エクストリーム ブリリアントシャインディテイラーの効果をためしてみた
カーシャンプーのSONAX グロスシャンプーを使ってみた!



動画を見るとすごくいい感じがします。手で溶かして塗ったりしもしてますが…。なんか昔見たザイモールの施工方法みたいですね。


商品が届いた


さて、商品が届きました。


ですが



箱がメッコメコなんだけど(笑)


海外からで、さらに関税なんかも通ってきてるはずなので多少は仕方ないんですかね…。


中身は専用の入れ物、スポンジ×2、マイクロファイバータオルです。


車に施工してみる


さて、それでは早速車に施工…

ともったら


下側のカバーが取れた(笑)

どの辺が「 Premium Class 」なんだろう…。カルナウバ蝋が Premium Class なのかな…。

どうやってもカチっとハマってくれないし、接着されてた感じもないし‥‥。

そして開封。


バッキバキだ(笑)


まぁこれはカルナウバワックスの場合はよくあるケースですね。でももっとしっとりとした感じで収まっているかと思っていたので、少しがっかり。

中身はマグアイアーズや、タートルワックスのようなお菓子のような甘い香りはしません。香料が入っていないんでしょうね。


それでは施工。

一度洗車を行い、水分を全てふき取ります。


この時点でもう結構いい感じなんですが…。


スポンジに取って塗広げていきます。


ワックス自体が硬いせいか、かなり薄く塗ることができます。

ボンネットの半分だけ塗ってみました。


早々に乾いてくるので、これをふき取っていきます。

いかがでしょう?違い…わかりますか?

境界線があるの見えますかね…

ここです。


もう一度ご覧ください。


うっすら色の違いが出ているのがわかりますか?

違いが見えたところで全体に施工してみます。

試しに、手に取って施工してみましたが、ビビって少しだけ手に取ると、ひどく塗りにくい。大量にとるとギットギトになるので、素直にスポンジで施工したほうがよさそうです。




うん。イイカンジかな?思ったよりもヌラヌラした感じにはなりませんでしたけど…。

感覚的には、施工感、仕上がり感的にシュアラスターのブラックレーベル、スーパーエクスクルーシブフォーミュラを施工したときの感じに似ています。

参考:シュアラスターのワックス「ブラックレーベル SEF」を試してみた

ちなみに施工後、すぐに雨天走行をするハメになりました。

雨の状態は、「量の多い霧雨」といった感じ。大量のミストシャワーといったらいいんでしょうか。普通に濡れる奴です。


水滴は細かく残っていますが、大体綺麗に落ちました。水はけは悪くないのかな?

パネルで実験



次にパネル比較です。

左側だけ施工してみます。


色の違いはでましたが、やはり極端にヌラヌラといった感じにはなりませんね。

パネルで比較


次に比較です。

比較対象をどれにするか迷いましたが、今回はしばらく眠っていた同じくSONAXのブリリアントシャインデテイラーと比較してみることにしました。



いかがでしょう?あまり大きな違いがない感じがしますが、手ざわり的に、左がすべすべ、右が少し引っかかる感じです。


今回ブリリアントシャインデテイラーを引っ張り出して試して気づいたんですが、ブリリアントシャインデテイラーって最初一気にパネルに曇る感じで吸着するんですね…。

その状態だと結構ザラザラだったりします。そこから拭いて磨いて余計なものを落とすと光沢感がでてきます。

結構面倒でした。車への施工も2度拭きとかしてあげるともっと効果的なのかな?

次に水滴を落としてみます。


ブリリアントシャインデテイラーはやっぱり水滴がコロコロしていますね。

パネルを立てるとほぼ同時に水滴が落ち始めましたが、ブリリアントシャインデテイラーのほうが早かったかな。

結構浅い角度で水滴が落ちます。


総合評価


以上、SONAXの固形ワックス「Premium Class Carnauba Wax」を試してみましたが、とりあえず思ったのは


頑張って買うほどじゃないかなぁ…


という事。


海外からですと、送料込みで6000円くらいになります。ワックスやコーティングの類では高い部類になります。

効果も私が施工した感じでは、極端に素晴らしいという所もなく、普通な感じ。米アマゾンのレビューは好評なんですけどね…。

これを試すなら、シュアラスターのスーパーエクスクルーシブフォーミュラのほうが購入しやすくていいんじゃないかと思いました。

ちょっと、パッケージやら全体の高級感に釣られてしまった感じです(笑)

はぁ…高かったのになぁ…。


オマケ


以前、ブリリアントシャインデテイラーを購入したときにも付属していた、SONAXの赤いMFタオルなんですが


盛大に色落ちするので注意ね


洗濯機の中の様子なんですが…わかりますかね。水が既に若干ピンク色になっています。

濡れた状態で適当に置いておくと色が移ったりもしますので注意が必要です。

まぁ、ワックス施工後のMFタオルを衣類と一緒に洗濯なんて、暴挙に出る方はいらっしゃらないとは思いますが、一応ご注意下さいませ。

以上、SONAXの固形ワックス「Premium Class Carnauba Wax」のレビューでした。

硬化系コーティングの定番 ピカピカレイン プレミアムを試してみた

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硬化系のコーティング剤を探していると必ずと言っていいほど目にする、硬化系コーティング剤の定番ともいえる製品「ピカピカレイン」を試してみたいと思います。

ピカピカレイン自体は随分と昔からありますが、ちょっと正直アフィリエイターによる強引な宣伝が多すぎる感じです。

色々なサイトを見て、比較検討している方ならピンとくるとは思いますが、世の中、「何が何でも兎にも角にもピカピカレインが一番!!!」みたいなサイトが多すぎる。

どう考えても違和感がすごいんですが、試しもしないで批判するわけにもいかないので、あえて購入してみたわけです。

ただ・・・

あまり気が乗らないなぁ…


正直、私のような人間にはあまり合わないと思うんですよね(理由はあとで書きます)。なので、ワクワクドキドキというよりは、個人的には比較のための購入といった感じでして…。

まぁ販売元からしてみれば「そんなんなら、わざわざ買ってくれなくて結構!(怒)」という感じなんでしょうけど、ただ、知名度もあり、人気、そして購入した人からは満足の声が多い(ようにみえる)製品なので、試す価値はあるでしょう。

今回私が購入したのは、ピカピカレインの中でも一番価格の高い「プレミアム」。

ピカピカレイン自体、私にとっては高い製品の部類に入るので、「この価格帯の製品をせっかく買うなら」という事で、一番よさそうな「プレミアム」を試してみることにしました。



ピカピカレインとは


まず、ピカピカレインについて軽くおさらいしておきましょう。

ピカピカレインは「株式会社トップラン」さんから販売されている硬化系のコーティング剤です。

特徴としては

・完全無機質SiO2ガラスのガラスコーティング
・独自の技術により完全無機質のガラスコーティングでありながら、撥水性能を付随
・3年間完全ノーワックス
・3年以上効果が持続

といった点があげられます。


特許について


ピカピカレインの公式サイトを見ると、特許の証書と思われる画像と一緒に、特許についての記述がありました。

どうやら特許取得済みの製法のようです。

証書の画像がつぶれていて読めなかったので、特許番号から調べてみました。

↓↓このページに特許番号の「2538527」を入力して検索すると

金属酸化物ガラスの膜および球体微粒子の製造方法

というものが出てきます。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/tokujitsu/tkbs/TKBS_GM101_Top.action
※直接特許のページをリンクすることはできないようです。

発明者は「森実 敏倫」さんという方なんですが、こちらのお名前で検索すると他社の製品でもこのお名前が出てきます。
「早稲田大学理工総合研究センター 森実敏倫 理学博士」という形でヒットするんですが、同一の方なんでしょうか…。

「金属酸化物ガラスの膜および球体微粒子の製造方法」という特許で言うとこちらのPDFも検索にヒットしました。
http://www.eplanning.co.jp/hlg120712.pdf

これはアレなんですかね、「この特許を独占契約し世界に向けて販売いたしております。」という記述もありますので、ピカピカレインを販売している「株式会社トップラン」さんが取得した特許というわけではなく、「森実 敏倫」さんが取得した特許について何らかの独占契約をしている…という事なのでしょうか。

それと「現在はこの特許をさらに進化させ、SGT製法を開発、ピカピカレイン製品に使用しております。」という記述もありますので、特許技術を流用した「SGT製法」が独占契約の対象なのでしょうか。

日本語は難しい…因果関係がよくわかりません。


アンチが多い印象


次にピカピカレインについてですが、某掲示板なんかを覗いてみると「アンチ」と呼ばれる方が多い印象があります。

理由はいくつかありますが、根本的な原因になっているのは

販売元ではなく、その周りのアフィリエイターが…

これに限ると思います。

最初にちょろっと触れましたが、是が非でもピカピカレインを売りたい一心のアフィリエイトサイトが多すぎる感じ。

もうね、あちこちサイトを見て「またピカピカレインかよ」と思っている方は結構いる事でしょう。

私もアフィリエイトバナーを貼ったりしているので、人の事を言える立場ではありませんが…。
※なるべく公平なレビューができるよう心掛けます!



コーティング剤を探していて、面白そうなレビューサイトを見つけたと思ったら、なぜか最後はピカピカレインに誘導される。どの製品をみてもピカピカレインに誘導される…

なんじゃい結局ピカピカレイン売りたいだけかーーい!

みたいなね。

そうなるともう他の記事の信憑性すら疑ってしまいそうになります。

どんなに販売元の株式会社トップランさんが真面目にやっていても、これではアンチが増えてしまいかねません。

当ブログで言えば「スマートミスト」でしょうか。使い勝手がいいんでよく登場しますが、もしかしたらどこかで「スマートミストのステマブログ」と揶揄されているかもしれません(笑)

とりあえず言っておきたいのは

硬化するコーティング剤なんだから、必ずしも万人にマッチするような製品ではないでしょ?

って事ですね。


購入した人の満足度は高い模様


アンチが多いイメージと同時に、実際に購入して施工した方々の満足度は非常に高いようです。

レビューなんかを見てみても好意的な意見が非常に多く見受けられます。

むしろ「使ってみたけどダメだった」という意見はあまり見られません。

これが今回私が購入しようと思ったきっかけの一つでもあります。

実際に使った人たちが満足しているのであれば、それなりに良い製品なのだろうと。

この辺は、なんだかワコーズの製品に似てますね(笑)強烈なアンチと強烈な信者の両端が存在する感じ。

まぁ、ワコーズ製品はケミカル類については両極端な意見が多く、バリアスコートなどはあまり悪い意見は聞きませんけどね。


ピカピカレインプレミアムが届いた



さて、前置きがだいぶ長くなりましたが、ピカピカレインプレミアムのレビューをしていきたいと思います。

こちらが届いたピカピカレインプレミアム。

液体が入った瓶と、MFタオル、施工用のスポンジが3つです。


車に施工してみる


それでは車に施工していきます。

硬化系コーティング剤を車体全体に施工するのは非常に骨が折れるので施工面は限定します。

ボンネット、フロントタイヤのフェンダー周りまでです。

1.まずは施工予定の面をリセット

前回施工したSONAXの固形ワックスや、これまで施工したその他諸々含め、色々なものが付着しているとい思われますので、一度リセットします。


前回使用したものが固形ワックスを施工しただけあって非常にきれいに見えますね。雨天走行を何度かしているんですが、汚れの付着は少ない感じです。
参考:SONAXの固形ワックス Premium Class Carnauba Waxを試してみた!

一度普通に洗車したあと、リセットにはシュアラスタースピリットと電動ドリルを用いてグリグリと磨いていきます。
私はたまたまドリルドライバーを持っていたので電動でやりますが、手磨きでも十分です。新車だったら普通に軽くシャンプー(もちろん撥水成分などが入っていないもの)洗車してあげればOKでしょう。

リセット前はこんな感じで見事に撥水しています。

リセット作業を行うと…


リセット作業後は、撥水効果がなくなって、水滴がシターっと流れていきます。むしろこれが一番理想的な「疎水」ってやつかもしれません(笑)

この作業が必要なのは、汚れが付着している、傷が多い、これまで何らかのコーティング剤を使用していた等々、塗装面に余計なものがある方だけですのでご注意ください。

2.水分をふき取る
これが重要な作業ですね。一度水分をすべて綺麗に拭き取ります。


この時点で結構きれいな感じです。

シュアラスタースピリットを施工すると、毎回「もういいんじゃない?」という気分になってしまいます(笑)

3.施工

さて、ここからが施工です。

施工方法は「スポンジに数滴とり、塗り延ばしたら、乾燥させずに素早く、ムラが残らないようにふき取る」です。

ここはスピード勝負なので、途中の工程の写真は撮れませんでしたが、伸びは良く、足りなくなってくるとスポンジの滑りが悪くなるのでわかりやすくて良いです。

一度にすべての面を施工しようとせず、自分で目安をつけながら1区画ずつ施工していきます。


施工途中の比較

さて、ボンネットを半分ほど施工したところで、比較ができないか写真を撮ってみました。


わかりますか?この写真は別に作業場の屋根を撮影したわけではなく、作業場の屋根がボンネットに映り込んでいるだけです。境界線が見えます。

線を引いてみます。


ここです。

そこでもう一度見てみると、右側だけ色の違いが出ているのがわかりますね。明らかに色が濃くなっています。

施工後の状態


天気が悪く、なかなか綺麗に撮れませんでしたが、肉眼で見るとヌラっと一つ膜が張ってあるような感じです。

結果は悪くないように感じます。

キズの隠蔽性能はそこまで高くない感じですね。なので、新車や洗車傷などが少ない車に施工するのであれば良さそうです。

4.12時間は水にぬらすのは厳禁

12時間の初期硬化までは水に濡らしてはいけません。

硬化系で煩わしいのは、最初のリセット作業と、その後の硬化の待ち時間です。これが無ければすごくいいんですけどね…。


5.12時間経過後、結局雨が降る

12時間、屋根の下で濡らさないように保管している間に雨が降りだしました。
ここからは一応濡らしてもOKとのことですが、完全硬化の24時間までは、水滴などはなるべく落とした方がいいそうです。

雨天走行後はこんな感じ。



大した量の雨ではなかったんで、水滴が残るかなぁと思ったんですが、きれいに落ちていますね。

走行中に身を乗り出してボンネットの状況を見てみたんですが、水滴がコロコロと飛ばされていきました。見ていて中々気持ちの良い光景でした。


施工結果は良好といっていいでしょう。


パネルで比較してみる


次にパネル比較です。

今回は硬化系という事で一気に他製品との比較までやってみたいと思います。

比較対象は、以前使用して、キツくふたを閉めて保管してたシランガード。

もう一つは半額時に「いつか使うだろう」と購入しておいたツヤエキスパートです。

まさかこんな使い方をする日が来るとは思いませんでした。


ツヤエキスパートを開封し、2液を混合します。使用後、固まらずにいてくれれば、いつかまた使えるのですが…。


それでは比較。

左がシランガード、真ん中がピカピカレインプレミアム、右がツヤエキスパートです。


如何でしょうか。

施工直後のパっと見の状態でピカピカレインプレミアムが一番色が濃い感じがします。

これが、硬化後どうなるか…


数日後に再度写真を撮ってみましたが、やはりピカピカレインプレミアムが一番色が濃い感じですね。

パネルで比較した感じでも結果は良好なようです。

あとは、耐久性の比較をしたいところですが、長期になりそうなので、また別の機会にやりたいと思います。

総評


以上、一通りの比較が終わっての感想ですが


高評価の意見が多いだけの事はある


と言わざるを得ない。この流れで「よかったよ」なんて言ったら「結局ステマかよ」と言われそうですが、良かったもんは良かった。仕方がないです。

ただし、色々と注意点はあるので、最後までちゃんと読んでいいただきたい所です。

あと、施工性ついてですが、「乾燥時間が無い」というのは非常にありがたい所でして、ツヤエキスパートなどを施工した経験のある方ならわかるかと思いますが、若干の乾燥時間があると、ボケっとしてるわけにもいかず、別の面の施工に入ってしまい、そして


「あれ?あそこの面ってもう乾いてんじゃないの?」

とか

「ああぁ!こっち拭いてる間にあっちの乾燥時間がとっくに過ぎてる!!」

とか起こりがちなんですが、ピカピカレインは、「塗ったらすぐふき取る」という工程なので、パネルごとの施工が楽です。

ここは「硬化系の中では施工性が良い」と言えると思います。


施工時の注意点


施工時において、私が気にした点や、気を付けたほうがいいと思った点を挙げておきます。

1.水分はちゃんとふき取る
普通の洗車でも経験した方は多いと思いますが、ドアモールやミラー、パーツのすき間などに入った水分をちゃんと取り除きましょう。
「乾燥が終わるまで濡らすな」が前提のピカピカレインですので、ここは気を付けたい所ですね。


2.塗装の状態を整える
汚れや、既存のコーティング剤が残っている状態で施工しても、効果は半減してしまいます。
というか汚れと一緒にピカピカレインが落ちてしまいかねません。
なのでしっかりと綺麗にしてから施工しましょう。

あと「3年間ノーワックス」という売り文句を逆にとらえると

「汚れを閉じ込めたら最低3年は発掘不可能」とも受け取れてしまいますね(笑) 

まぁその前にピカピカレインが汚れと一緒に落ちてしまいそうですけど…。

3.欲張らず狭い範囲毎に施工

確実に施工するためにも狭い範囲毎に施工するようにしましょう。ボンネットが広い車種だったら、4分割といわず、8分割くらいのつもりで施工していってもいいと思います。

乾燥時間がなく、塗ったらすぐ拭きとるという工程ですので、あっちこっちに塗ろ広げて収集がつかなくなるという事も無いと思いますが…。

4.しっかりふき取ってしっかり確認
硬化系コーティング剤は、ムラになった状態で硬化すると悲惨な結果になりますので、ふき取り作業と、ムラの確認はしつこく行ってください。

違う角度、違う光量、いろんな方法で確認してください。

今回私は、日中帯に屋根の下で施工をしましたが、「これでもか」ってくらいしつこくふき取りをして、屋根の下から出してみたら、すごく目立つ位置に拭き残しがあったという事がありました。


ピカピカレインをおすすめできる人、そうでない人


さて、ここまで来たところで、私の施工結果に基づくピカピカレインを買っても後悔せず使えるだろうという方ですが、ざっくりまとめると

・新車 or 車体に傷が少ない
・予め傷を取り除く作業を惜しまずできる
・施工時に12時間濡らさない環境を確保できる(夜露もダメ)

この最低条件がカバーできないと厳しいと思います。

これに加えて

・最初は頑張るからあとは洗車が楽がいい
・安い製品を使って後悔をしたくないからピカピカレインがいい

といった考えの方はピカピカレインがいいかと思います。

逆に、あえてピカピカレインを使わなくてもいいだろうという方については、「水にぬらさない」という事が難しい方は勿論ですが

・洗車頻度が高く、毎回コーティングするのが楽しみ
・車が傷だらけで、磨くのが大変
・傷の隠蔽性能が高い製品が良い
・コーティング剤をあれこれ試したい
・多少性能が落ちても安い方がいい
・硬化系コーティングをしたってきっとまた何か施工するに違いない

こんな感じの考えの人。

つまり私みたいな考え方の人ですね(笑)

もう車を輝かせたいのか、ただコーティング剤を試したいのかよくわからなくなってる人は硬化系を使う必要は特にありません。

ですので、自分の状況に合わせたお買い物をしてください。

「硬化系コーティングをとりあえず試してみたい」という方であれば、ツヤエキスパートやシランガードでも十分だと思います。


あと、結構勘違いしている人がいる可能性がありますので、言っておきますが

ピカピカレインを施工したって洗車は必要だからね?

って話。

知人が以前キーパーコートを施工したとき「硬化するガラスのコーティングで洗車いらないんでしょ?」と、イオンデポジットだらけの車を持ってきたことがありました。

全く持ってそんなことは無いので注意が必要です。ちゃんと洗車してください。

ピカピカレインの公式サイトでも

「本当は10年もつんだけど、イオンデポジットとかで性能が落ちるから3年っていってるだけだからね」

といった事が書いてあるように、ピカピカレインを施工しても汚れるときは汚れます。

「汚れが落ちやすくなる」という事はあっても、「全く汚れなくなる」というわけではないので注意しましょう。


以上、ピカピカレインのレビュー、なるべく公平にレビューしたつもりですが、1度でも使って満足している方、迷っている方、逆に、気に入らないという方、皆さん満足いただける結果となったでしょうか。

とりあえず、今後の参考にしていただければと思います。

カルナウバワックスのあの「匂い」の正体は何なのか調べてみた

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アマゾンを物色していて、色々な商品のレビューを見ると時々


「甘い匂いがするからカルナウバ蝋が含まれている」


「この甘い匂いは本物の天然もののカルナウバ蝋の証」


みたいなコメントをチラホラ見かけるんですが、私のこれまでの認識は


カルナウバ蝋は無臭に近く、あの甘ったるい匂いはドぎつい石油系溶剤の匂いを飛ばすためにつけられた香料の匂いじゃないの?

と思っていたんですが、これは一体どちらが正しいのか、気になったので調べてみることにしました。

そもそもにカルナウバ蝋って?


カルナウバ蝋は、ブラジルロウヤシの葉の表面を覆う蝋で、グレードとして1号~5号に分かれ、カーワックスに用いられるのは3号以上が多い模様。

1号から徐々に黄色みが増していって、5号になると黒っぽい茶色…といった具合になるようです。

白いカーワックスであれば高級品なのか?


上記の情報からするに、「白ければ白いほど高級」という感じのようですが、漂白する事でカルナウバ蝋を白くする方法もあるようです。
ピカールの赤缶や、ニューウィルソンは茶色でした。


情報が錯綜している


ここで、匂いについての情報を調べてみたんですが、なかなか確定的な情報が出てきません。

天然のカルナウバ蝋については、検索して出てくる情報としては下記のいずれか。

・本来は無臭に近い

・ほんのりとココナッツの匂いがする

あの、ワックス缶を開けた時のあまったる~い強い匂いについては見つけることができませんでした。

ここから推測するに、簡易ワックス等、カルナウバ蝋が「含まれている」程度の量では、あんなにどぎつい匂いにはならないのではないか?

というのが私の推測です。

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ザイモールについて


以下のようなサイトも見つけました。

ザイモール等は溶剤にオレンジオイルやココナッツオイルを使っており、その匂いがするようです。
参考:知らなかった!カルナバってこういうものだったんだ | クルマップ

但し、こちらは2015年に更新が止まっているようですので、本来どうなのかは不明。

他サイトでも同じような文章を見かける事ができました。

製品の成分表にも同様なことが記載されています。

成分:カルナバ(パルメットより生成)、モンタンオイル、プロポリス(ミツバチより採取)、グレセロールステレイト(ぐりせりんより生成)、 セチルエステル、セチルココアマイド(ココナツオイルより生成)、 着色料 青色1号



ZYMOL(ザイモール)Titanium Glaze チタニウムグレイズ ハンドメイド Z-155 8oz


少なくともシュアラスター製品は「香料」の匂い


市販されている多くのカーワックスは純度の低い石油溶剤を使用しているため、独特の臭いがあります。それをマスキングするために強い香料を加えております。シュアラスターワックスは最高級の高純度無臭溶剤を使用しているため、マスキングのための香料添加の必要がありません。原料である天然カルナバ蝋自体に臭いはありませんが、シュアラスターではワックス掛けを楽しんでいただく目的で天然香料を配合しております。これもシュアラスターの磨く快感のこだわりです。

参考:ワックスの香りは? – SurLuster.jp

シュアラスターでは、無臭の所をあえて香料を付けて販売しているようですね。

SONAXのPremium Class Carnauba Waxは無臭

先日購入したSONAXのPremium Class Carnauba Waxは無臭でした。

海外サイトの情報を調べるに、こちらも純度の高い天然のカルナウバ蝋とシリコーンが含まれているようで、カルナウバ蝋的には決してグレードの引く製品ではない模様。

こっちも「香料が含まれていない」というのが特徴のようです。

ニューウィルソン、ピカール赤缶の匂い


カーワックスとして歴史のあるニューウィルソンやピカール赤缶はガッツリと石油系の匂いがしてきます。
ついでに漂白もされていないので、茶色です。

しっかりとした艶が出ます。

決して等級が低いとか、質が悪いという印象にはなりません。

やはりそもそもにカルナウバ蝋にはにおいなんてないんじゃないかと思ってしまいます。

個人的な結論


以上、気になったところを調べてみましたが、明確な情報は出てきませんでした。

ただ、シュアラスターの公式サイトが「あえて香りをつけている」と言っている以上、市販されているカーワックス自体のカルナウバ蝋にはほとんど匂いが無く、匂いがするものはただの香料なのであろうと思う事にしました。

もしかしたら、天然の、加工前のカルナウバ蝋にはにおいがあるのかもしれません、ヤシですしね。ココナッツの香りがするといわれても納得できますが、製造工程で飛んでしまっている可能性もあります。

まぁとりあえず、甘ったるい匂いがしたら「天然かどうか、等級はどうだか知らないけどカルナウバ蝋の可能性」と思っていればいいのかもしれません。

ほら、ガスだって「ガスは本来無臭だけど、ガス漏れを知るためにあえてニオイをつけてある」っていうじゃないですか。

「お前は今!!カルナウバ蝋のワックスを施工しているんだぞ!!」

とテンションを上させるための香料だとしたらまぁそれはそれでいいんじゃないかと思う事にしました(笑)

硬化系コーティング剤のオーバーコートは何を使えばいいか試してみた

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先日、ピカピカレインを施工して、レビューをしたわけですが、ピカピカレインを含む硬化系コーティング剤施工後の質問として見られるのが以下のような質問。

硬化系コーティング剤の保護には何を使ったらいいか
硬化系コーティング剤のオーバーコート(上塗り)には何をつかったらいいのか

という質問について実験をしてみる事にしました。

参考:硬化系コーティングの定番 ピカピカレイン プレミアムを試してみた


そもそもに…


この、硬化系コーティング剤施工後についての質問、ネット上でよく見かけるんですが、これって

塗装を保護するための硬化系コーティング剤の保護をするためのコーティング剤

とか、何だかおかしな話になってますよね(笑)

まぁ、気持ちはわかるんです。

めんどくさい工程を重ねて施工が終わったコーティング剤をなるべく長持ちさせたいってのは、誰だって思うでしょう。

自分で施工したものではなくても、高額の費用をかけて業者に依頼して施工したコーティングだって、できるだけ綺麗に長持ちさせたいというのも同じですね。

ただ、そう思う人は硬化系を施工しようとしまいと、結局何か上に塗っておきたい気持ちになるのであれば、都度簡易系を施工しておけばいいんじゃないかと…。

予測


正直、硬化系のコーティング剤の上に何かを塗っていい思いをするのは、施工後も傷が目立つボディーの方だけだと予想します。

ピカピカレインもそうですが、ツヤエキ等、硬化系コーティング剤は、施工後の撥水状態は他の簡易系の製品に比べてかなり良かったので、この辺がかなりスポイルされてしまうのではないかと予想しています。

ちなみに現在の撥水状態はこんな感じです。


いい撥水ですねー。

ただ、念のため…。この手の動画が出る場合にしつこく言ってますが、この量の雨が降ったら本当に豪雨級というのだけはお忘れなく。


コーティング剤を施工して実験してみる


予測はしつつ、実験してみることにしました。

ボンネットにマスキングテープを貼り、区切って簡易系コーティング剤を施工します。

左から順番に

・バリアスコート
・ゼロウォーター
・スマートミスト
・ブリス
・ピカピカレインプレミアム(そのままの状態)
・プレクサス
・D-PRO Type3D
・CCウォーターゴールド
・プリズムシールド
・ブリリアントシャインデテイラー

となります。

コンパウンド、もしくは汚れ落としのために細かい粒子上の物が含まれている、含まれていると思われる製品は除きました。
スーパーレジンポリッシュとかね。
参考:オートグリムのスーパーレジンポリッシュには研磨剤は入ってるけど入っていないって話

これって結構贅沢な実験じゃね?(笑)

このボンネット上のコーティング剤一式だけでも2万円近くの金額になっている気がします…。

自分がコーティング剤でいかに無駄遣いをしているかまじまじと感じさせられますね…。

そして施工…

せっかく施工したピカピカレインプレミアムの上に、あれやこれやと塗りたくります。

あー、勿体なあいなぁ…

せっかく時間かけてピカピカレイン施工したのにね‥‥。

マスキングテープを剥がしてみるとこのようになります。


素敵なまだら模様ができました!

かなりラフに施工してあるのでムラっ気もあります。、あとそれぞれのコーティング剤自体の特性もありますね。

それでは盛大に水をぶっかけていきましょう!


あ、ミスった…

水滴が扇状に流れてくの忘れてた(笑)


オーバーコート実験結果


実験結果ですが、概ね予想通りの結果となりました。全体的に良好な撥水具合ですが、それでも、真ん中のピカピカレイン施工面が一番水滴が少ない感じですね。

硬化系コーティング剤の撥水性能がだいぶ損なわれている感じです。

ただ、他の施工面は光沢感が増している感じです。


まとめ


ということで、実験終了。

硬化系のオーバーコートには何を使ったいいかという疑問については

撥水性を維持したいなら何もしない!施工前の塗装面と施工後の丁寧な洗車に気を使え!

毎回何か施工したいなら別に硬化系を施工しなくてもいいんじゃない?

という私なりの結論。

硬化系コーティング剤の売りは、基本的には高耐久の部分と思われますが、そこに加えて抜群の撥水性能というものもあります。

これがなくなってしまうと、せっかくの硬化系コーティング剤施工後のコロコロ撥水&走行時の水滴の飛びやすさと汚れにくさがだいぶ落ちてしまう可能性もあります。

最後に


さて、このムラムラになったボンネット、どうしようかという事で、全体にブリリアントシャインデテイラーを施工してみました。

でも、しっかり拭かないとムラが中々取れません。

ついでに水をぶっかけるとこんな感じ。


しっかり撥水はしていますが、やはりピカピカレインプレミアム施工面の時のような感じにはなりません。

さて、どうしたものか…。

そう、この実験をする前に覚悟はしていたんです。仕方ないだろうと…。

ムラを取るためにリセットまではしたくない…。多分、「本当によく落ちる水アカシャンプー」とか「シュアラスター スピリットクリーナー」とか「水アカ ストロングバブル」とか使ったら、撥水もなんもなくなりそう…

迷った挙句、結局オートグリムのスーパーレジンポリッシュとエクストラグロスプロテクションを施工しました。


いかがでしょう。綺麗でしょ?

それにしても…あーもったいない…。

これが最強!?工業用シリコーンオイルでカーコーティングしてみた!

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Youtubeを見ていたら、工業用のシリコーンオイルを使ってコーティングをしている方の動画がヒットしました。

正直、この動画を見た時に


「その手があったか!!」


と思うと同時に


「いやいやや、違うじゃん!!!そうじゃないじゃん!」

と思ったのも正直ありました。

今回はこのシリコーンオイルを施工したらどうなるのかを試してみたいと思います。

はじめに


先ずは、私が見た動画については、複数の方がアップロードしていて、動画をピックアップしてしまうと、アップロードされた個人の方を叩く形になりかねないので、皆さん頑張ってYoutubeから検索してください。

どちらの方もヌメヌメのテラッテラになっているので非常に興味が沸きます。

内容としては、信越化学工業のシリコーンオイルや呉のシリコーンオイルを、通常のコーティング剤代わりに使うというもの。

確かにこれは面白そうではありす。

だって、あれもこれも、いろんなコーティング剤の成分表に「シリコン」って書いてあるし…。

ただね

思うのはね


何かちがうじゃん!


わかるかなー

コーティングって、コスパだけじゃないじゃん?いやコスパ大事だけれども!

そうじゃないじゃん?ほら、コーティング剤って、突き詰めれば光沢とか、防汚とか、撥水とかの効果が大事だけれども、それと同時に聞いたことない成分とか、「○○効果」的な名前とかも楽しみのウチじゃん?

あれ?私だけですか・・・?

もうなんか、シリコーンオイル塗ったくるって、極端すぎでしょ!?って笑

昔見かけた、コーティングやワックス施工に関する煽りの「そんなにテカテカがいいならサラダ油でも塗っとけ」に匹敵するくらいの極論ではないかと…。

パパ「うまいハンバーグが食べたいな(どこかに食いに行こう)」

ママ「高いひき肉買ってきた!」

パパ「お、おぅ(いや、そうじゃなく…、店の雰囲気とかも含めて…)」

…こんな感じ?

いや違うな、これはママがメチャクチャうまいハンバーグ作る人かもしれないし!家めっちゃおしゃれかもしれないし!

モヤモヤしますね。この感じ伝わります?

とにかく言いたいのは

『何か』ちがうじゃん!?(コスパは大事だけれども!)

ってことなんですよ…。


とりあえず買ってみる



でもまぁ、気になる事には気になるので、購入して試してみる事にしました。

購入したのはコチラ

シリコーンオイル KF96-1-50 /1-8934-01 /信越化学工業


信越化学工業シリコーンオイルです。

まず、購入時点で私が考えた施工結果の予想は以下の通り

・多くの人のレビュー通り、ものすごい光沢が出る

・ものすごいムラになる

・耐久性は皆無

といった感じだと思って購入してます。

なので、以降のレビューは少し偏見入っているかも…?


施工してみる


それでは施工をしてみましょう。


キズの隠蔽効果も高そうなので、施工前の状態で太陽を入れて写真を撮っておきました。


洗車後のボディーに塗ったくっていくわけですが…


ヌラヌラじゃん!!(笑)

もうね、「いやふき取ってないでしょ?油でしょ?」っていうくらいヌラヌラの光沢。




凄いムラ(笑)


「これはつけ過ぎかな?」と伸ばしながら拭き取ろうとしていくと、どんどんムラになっていきます。

これは別途用意した乾いたMFタオルでふき取って解決。

うん、確かにしっかりふき取った後でも光沢出るわ。


まず、ボンネット。


キズが見えにくくなっていますね。

先程の写真と並べてみます。


さらに側面。


ヌラヌラになっています。これはハマる人が出るわけだ。

車体カラーが黒でなければ乾拭きしなくても、ムラは気にならないかもしれませんね。

むしろ逆に、ヌッタヌタに塗りっぱなしにしておいた方がムラにならないのかも(笑)

パネル比較してみる


次にパネル比較です。

パネル施工

いつものパネルの左側に施工してみます。

ムラにならないよう念入りにふき取りを行うと…


やはり光沢が出ますね。


スマートミストとの比較


右半分にスマートミストを施工します。


スマートミストよりも光沢感があります。これはすごい。


滑水実験


次に水滴を落としてみます。


水滴の落ちはスマートミストのほうが早いようです。





わかりますでしょうか?

シリコーンオイルの方、水滴が落ちた後がくっきり残っていますね。

試しに、落ちた水滴をふきとった濡れたティッシュで拭いてみました。


スッキリ!

シリコーンオイルのほうだけなくなってしまいました(笑)

まとめ


以上、実験終了です。

私の実験結果では

光沢は抜群に良い。耐久性は皆無。黒い車以外なら効果的だろう

という結果になりました。

淡色車ならともかく、私の車くらいムラになってしまうと、ふき取りが面倒過ぎて、素直に固形ワックスを使ったほうが、耐久性もあるしいいんじゃないかとすら思えてきました。

まぁ、おおよそ予想通りの結果になったので満足な反面、「この1リットルのシリコンオイルどうすんだ?」という気持ちでもあります。

ホイールに施工して、ハイドロフラッシュみたいに「どうぞ汚れと一緒に落ちていってください」と割り切って使うのもアリかもしれませんね(笑)

今回の実験、各社のカーコーティング剤開発の方々の「光沢と撥水と耐久性のバランスとるのがどんだけ大変か少しはわかったかコノヤロウ!」的な声が聞こえてきそうな気がします(笑)

高撥水コーティング CARALLの『エルグライド』を使ってみた

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今回はコメント欄でもオススメを頂いていた、CARALL/オカモト産業のエルグライドが安く購入できたのでのレビューをしてみたいと思います。


エルグライドとは


エルグライドはCARALL/オカモト産業から販売されているカーコーティング剤です。

シリコーン系、ワックス系のコーティング剤と言えそうです。
ただ、成分的には「ガラス系」として販売されていてもおかしくなさそうではあります(理由は下記)。

エルグライドの成分

成分は
・シリコーン系樹脂
・ワックス
・オルガノポリシロキサン(コンパウンドなし)

ということで、あまり聞き慣れない「オルガノポリシロキサン」というものが含まれています。

最近では比較的珍しく、ワックス成分が入っているのも特徴です。

オルガノポリシロキサンとは


このオルガノポリシロキサンという成分、過去にレビューした製品では「ABSOLUTE COATING LIQUID」に含まれていた成分です。
参考:ABSOLUTE COATING LIQUIDを試してみた

前回はざっくり調べて「まぁそう珍しい成分ではない」という所で終わってしまったんですが、突き詰めて調べてみるとなかなか興味深いです。

下記のページ内容が参考になります。エクスシールドというコーティング剤の販売元の「カープロテクトマテリアルズ 」さんのページです。

オルガノポリシロキサンはガラスと同じ主鎖(主とする結合)のsi-oに有機官能基を結合したシリコーンの総称としてそう呼ばれることが多く、特定固有の物性を表す呼び方ではありません。

 分かりやすい例えですと、ある「液体」の成分表記に「ジュース」と表記してあるとします。当然それを見た消費者は「何味?炭酸?」など様々な疑問が湧いてくると思いますし、何なんだこの表記は?となるはずです。

 コーティング剤の成分表記における「オルガノポリシロキサン」はまさにこのような表記と同じと言え、有識者が見れば「有機官能基は?側鎖?両端末?官能基量は?」など様々な疑問が浮かんできて、シロキサン結合を有するシリコーンの一種なのだろうということ以外、性質等は一切わかりません。

引用:オルガノポリシロキサンとは何でしょうか?:コーティング関係FAQ

そして…

シロキサンとはどういうものですか?
シロキサンとは、ケイ素(Si)と酸素(O)が交互に結合してポリマーが形成された状態のことをいい、シロキサン結合と呼ばれるシリコーンの主骨格となっています。炭素結合(C-C)の結合エネルギーが356kJ/molであるのに対し、シロキサン結合(Si-O)は444kJ/molと大きく、非常に安定しているのが特長です。また、シロキサン結合は結合角が広く、らせん構造をしており、これらの分子構造がシリコーンの特長を生み出しているわけです。


それでは、シリコーンとは?
シロキサン結合に有機基がついたオルガノポリシロキサンをベースとした材料を総称して、シリコーンと呼びます。しかし広い意味では、酸素を持たないモノマーのシラン類や、有機ケイ素化合物すべてをシリコーンと称する場合もあります。
シリコーンポリマーは、シロキサン結合が主骨格であるため耐熱性や耐候性、化学的安定性などに優れ、さらに有機基(主にメチル基CH3)を持つことからはっ水性や離型性といった独特の界面特性をも備えているのです。

引用:信越シリコーン|Q. シラン、シロキサン、シリコーンとは

直近で信越シリコーンを試したばかりなんですが、また巡り合うとは…。



つまり何なんだ?言い方によっては「ケイ素系」とか「ガラス系」ともいえるって事?

では、前回施工した信越シリコーンのあのヌッタヌタも「ガラス系」ってこと?そんなバカな(笑)

化学に詳しい人教えてください(笑)

でも、エルグライドは商品説明で、一切そういった事を言っていないのはオカモト産業さんの良心でしょうか…。


エルグライドの特徴


次にエルグライドの特徴について

水の抵抗ゼロレベルの高撥水コーティング
・水の摩擦抵抗を極限まで追求。ローフリクションポリマーにより、ボディの超低摩擦化を実現。汚れた水滴を弾いて流し、汚れのこびりつきを防ぐので、ボディの美しい輝きが持続。
・鮮やかに映り込むクリアな光沢。
・塗り重ねるごとに被膜が強化。
・メンテナンスは水洗いorシャンプーでOK。
・ボディ以外にアルミホイール、ヘッドライト、バイザーに使える。

引用:エルグライド|つや出し液体コーティング剤|オカモト産業株式会社

公式動画もありました。


水の抵抗ゼロレベルってのが面白いですね。

撥水、滑水に期待ができそうです。

ちなみにこの特徴を読んでふと思ったんですが、この「エルグライド」という製品名、私的には「なんだか勇者ロボシリーズのロボットの名前みたいだな」と思ったんですが、これはアレかな?

Liquid(液体) + Glide(すべる)でL(iquid)-Glide=エルグライド とか、そんな名前なのかなと勝手に想像してしまいました。

エルグライドを買ってみた


購入したエルグライドがコチラ。


タオル自体は少し厚手で使い勝手が良さそうなイメージ。

コーティング剤そのものは、ボトルの中ですら弾きがよさそうで、ボトル自体にも付着しないほど。

液は少しだけ粘性がある印象です。


エルグライドを施工してみる


それでは車に施工です。

濡れたボディーそのまま施工していきます。


ボディーに噴きかけた感じでも、わずかながら粘性があり、効果が期待できそうな感じです。

それでは施工。





中々いいツヤが出ました。

パネル実験


次にパネル実験です。

パネルに施工


いつも通りパネル左に施工。


結構ヌラっとした光沢が出ています。

スマートミストと比較



今度はスマートミストとの比較。

右半分にスマートミストを施工しました。



如何でしょう?スマートミストにも劣らない感じですが、若干ながらスマートミストのほうが傷の隠蔽効果が良いように見えます。

滑水実験


次にパネルに水滴を落として比較をしてみます。


さすが水の抵抗ゼロレベルというだけあって、スルスルと水が落ちていきました。

1週間後

施工から一週間。

洗車時に水をかけてみました。


こちらもスルスルと水が流れていきます。

撥水状態は良好なようです。

総評


以上、CARALLのエルグライドをレビューしてみましたが、製品としてはなかなか良いようです。

傷の少なめな車であれば、良い光沢と良い撥水を両立できそうです。

私の車では少し傷が気になるかなぁとは思いましたが、予想よりだいぶ光沢が出ましたし、傷もそれなりに隠蔽してくれそうです。

価格も大分落ち着いてきていますので、購入のハードルは低め。

今回比較したスマートミストと比べると、若干傷の隠蔽性能は劣るものの、水の滑りは抜群に良いので、スマートミストの水の落ち具合に不満がある方は試してみてもよさそうです。

アドバンスプランのコーティング剤 スーパーウォーターを使ってみた

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先日、イエローハットに立ち寄ったところ、店頭に、以前コメント欄にてオススメ頂いた「株式会社アドバンスプラン」さんのコーティング剤「スーパーウォーター」があったので、購入して試してみる事にしました。


はじめに


さて、このスーパーウォーターですが、現段階で情報が少ないんですよね…。

【株式会社アドバンスプラン】のホームページ

公式サイトに行っても製品情報に載っていないため、パッケージと販売サイトだけが商品の詳細情報になります。

同じくアドバンスプラン さんから販売されているスーパーワックスは時々見かけるんですが…。

ということで、検索して出てきたショッピングサイトの情報から。

調べた感じだと、現段階ではヤフーショッピングか、モノタロウか、イエローハット公式のヤフーショッピングからじゃないと買えないっぽいですね。

・濡れたボディにスプレーして拭き取るだけの簡単作業。
・粒子が細かい超臨界水の効果で塗装表面の凹凸奥まで成分が入り込むため、皮膜の定着力に優れ、コーティング成分の性能が向上。
・施工後はツルツルとした手触りとツヤの良さが体感できます。
・コーティング施工車への使用、モール、バイザーなどのプラスチック部への使用も可能です。

引用:アドバンスプラン スーパーウォーター 300ml :345412:イエローハットWeb Store – 通販 – Yahoo!ショッピング

塗れたボデイにスプレーするだけの簡単コーテイング。
粒子の細かい超臨界水の効果で塗装表面の凸凹奥まで入り込み、皮膜の定着・コーテイングの成分の効果が向上します。
コーテイング施工車・プラスチック部分への使用可能です。

引用:スーパーウォーター 1個 ジョイフル 【通販モノタロウ】 56178912

動画もありました。



製品の特長


さて、パッケージに記載してある特徴は以下の通りです。

[施工方法]
洗車後、水滴を拭き上げる前にスプレーして拭くだけ

[塗装面以外にも施工可]
樹脂製のパーツやウインドウガラスにも施工可

[繰り返し施工で効果UP]

[コーティング施工者にも使用可能]
研磨剤や強い薬品を使っていないため、コーティングのメンテナンス剤としても仕様可能


成分


次に、成分について

・ケイ素系樹脂
・特殊シリコーン
・超臨界水
・香料

という事で、「超臨界水」を除けばよく見る成分だと思います。

超臨界水って何?


さて、ここで気になる「超臨界水」

また、聞き慣れない単語が出てきたなぁと思ったんで調べてみました。

まず「超臨界水」。この単語は製品独自のオリジナルの単語ではなく、ちゃんと実在している単語のようですね。

スーパーウォーターを販売しているイエローハットのページ

超臨界水とは?
通常の水の特性は、例えば 塩には溶けるが油には溶けません。
超臨界水は水の特性そのものが変化し、塩には溶けずに油に溶けるという別の性質になり”魔法の水”?とも呼ばれています。
そのため コーティング製品を造るときにも、水と主成分が混ざりやすくなることから、余分なつなぎ成分を極力入れることなく造ることができます。
それによってコーティング成分の効果を極限まで上げることができ、粒子が細かくなることで塗装面の凹凸の奥まで成分が入り込む事ができます。

塗装面の凸凹の奥までしっかり密着!
粒子が細かい超臨界水を使用することで、
成分の塗装面の凸凹の奥まで入り込むから
密着力が上がり、光沢・撥水・持続性が格段に向上。

引用:簡単撥水コーティング剤 SUPER WATER|ここがスゴイ|イエローハット

という事で、なにやら凄いらしいんですが…

「超臨界水」で検索しても難しい記述ばかりでよくわからない…

よくわからないけど…

超臨界水って1気圧の常温では存在できないんじゃないの?

だってね

(2)超臨界水の定義と特徴
一般に、超臨界水とは「温度と圧力がそれぞれ臨界温度、臨界圧力を上回る状態にある水」と定義され…

~~~~略~~~~

…その意味では、「超臨界水」とは臨界温度と臨界圧力を超える高温高圧の水の便宜的な呼称であって、(気液平衡線のように)明確な物理的現象の変化に対応した境界によって区別されている訳ではないのである。

引用:第4章 水の特性を生かした様々な活用 2 超臨界水:文部科学省

という事でですね、この文部科学省のページだけ見ると、超臨界水はめっちゃ熱くて、しかもすごい圧力がかかっていて、常温では存在できないんじゃないかと思うんですよね。「水を超臨界水の状態にして、コーティング成分を混ぜたもの」で、手元にあるものは「超臨界水『だったもの』」だと思うんですが…。

化学に詳しい方…どうなんでしょう?


とりあえず使ってみる


まぁ成分はどうあれど、我々素人からしてみれば

塗装に悪影響が無くて、施工が楽で車がピカピカになるんなら、とりあえず何でもいいわ(笑)

ってことで、購入したスーパーウォーターを使ってみることにしました。


同梱物は、本液とMFタオル。

MFタオルはあまり見かけない派手な蛍光黄緑で、厚手で使い勝手がよさそうです。

車に施工


それでは車に施工。


スプレーした感じはスマートミストに似ていますね。

濡れたボディーに吹きかけて延ばしていきます。

施工後の状態。


いかがでしょうか。

光沢感はかなり良いと思います。

成分に香料が含まれていますが、香りは甘ったるい香りではなく、柑橘系のさわやかな香りです。

パネルに施工してみる


次に毎度おなじみのパネル施工実験です。

パネル施工

左半分にスーパーウォーターを施工してみます。

パネル実験でも光沢感は良い感じですね。テラテラしています。

スマートミストとの比較


次にスマートミストとの比較です。

左半分にスーパーウォーター、右半分にスマートミストを施工しました。

スマートミストと比較しても遜色なし。というか同じくらい?施工した感じは非常に似ています。

滑水実験


さて、効果は非常に良い感じだったスーパーウォーターですが、水の落ち具合はどうなんでしょう?

いつも通りスマートミストと比較してみます。

水滴を落としてパネルを立てていくと…

落ちない(笑)

撮影がへたくそで申し訳ございません…。スタンド買おうかな…

で、それはさておき水滴落ちないんですけど…

ここまでスマートミストに似なくてもいいよ(笑)

総評


以上、コーティング剤のスーパーウォーターを使ってみましたが、施工後の光沢感など、効果としては良いと思いました。

光沢感もよいですし、洗車後の撥水も良好でした。ただ、実験の通り水の落ち方はあまりよくありませんでしたが…

あとは耐久性。これに関しては目安の期間などの表記もないので何とも言えませんが、「超臨界水」の定着力に期待したいところです。

施工は楽ですし、価格もそこまで高くはないので、あれこれ試してみたいという方はスーパーウォーターを試してみても後悔をすることは無いんじゃないかなぁと思います。

以上、アドバンスプランのコーティング剤、スーパーウォーターのレビューでした。

高級カーワックスの代名詞 ザイモールのワックスを使ってみた

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今回は、私が昔から一度は試したいと思っていたザイモールのワックスをレビューしてみる事にしました。

コーティング剤全盛期のこの時に、わざわざザイモールをひっぱりだすのもアレかなぁとは思ったんですが、予てより、「いつかは使ってみたい」と思っていた製品という事もあり、あえてのレビューです。


ZYMOL(ザイモール)とは


ザイモールは、海外製のカーワックス。

どうやらアメリカ製で手作りのワックスらしいのだけど、名前を聞いたことがある人は多いはずです。

価格はピンキリですが、数千円から100万円オーバーまで存在するとんでもないワックスです。

ザイモールを購入できるのか


さて、今回はこのザイモールを試してみたい所ですが


ZYMOL(ザイモール) Carbon カーボン [ワックス] 中間~ダークカラー用
高いんだよね

日本国内で買おうとすると、安いものでも10,000円程。

「グレイズ」という上位グレードだと安くても17,000円~20万オーバー。

更に上になると100万オーバーとか・・・

こちら150万になります(笑)


どん引きするお値段です。

そんな金あったら細かい傷全部修理して、更に研磨屋に依頼するわ

…と思ってしまうんですが

カーボンなら米アマゾンで、$54で買えることに気付いた



Zymol Carbon Wax w/ Zymol Wax Applicator 8 oz
そう。一番安いグレードのカーボンならどうにか日本の半額ほどで購入できるようなのです。

ザイモールを知った当時、私は

「うわぁ~、こんな高いワックスを使うような人はさぞお金持ちなんだろうなぁ」

と思ったもんですが、どうやら一般人の私でも購入できそうです。

…もちろん高額な「グレイズ」シリーズはたとえアメリカでも高いので、到底購入することはできませんが…。

ザイモールを購入する


ということで、私が購入することにしたのはザイモールの「カーボン」



Zymol Carbon Wax w/ Zymol Wax Applicator 8 oz
濃色車向けのカーワックスのようですね。

ちなみに「Japon」という日本車向けのワックスもあるようです。

ザイモール公式サイト(http://www.zymol.com/japonwax.aspx)より

なかなかシュールな感じがします。

カーワックスはアリなのか?

ちょっと話が逸れますが、世間一般的には、ガラス系コーティングや、フッ素系コーティングが多く、カーワックスはイマイチな扱いな上、諸悪の権化みたいな扱いを受けています。

時に「カーワックスは、ワックス成分が酸化して塗装を痛める!」なんてのをよく見ますが、私は懐疑的でして

「じゃぁなんでワックスでヌラヌラのテラテラのビンテージカーはあんなに綺麗なんだ?」

という疑問が沸いて仕方ありません。

ついでに米アマゾンのカー用品の売れ筋をみると、ワックス系の商品のほうが多い感じですし…。

なので

「カーワックスは(塗ってから何年もほったらかしで、ロクに洗車もしないで塗りっぱなしにしていると)ワックス成分が酸化して塗装を痛める!」

ってだけなんじゃないかなぁと。

「ワックスが酸化して塗装痛めるようになるまでどれくらいかかるのよ?」って感じです。

どっちにしたって、ワックスが酸化するまで放置するような人は、ワックスを塗らなくても塗装ボロボロになってそうですけどね。

ZYMOL(ザイモール)のCarbon(カーボン)が届いた


という事で、話が逸れましたが、米アマゾンからカーボンが届きました。


付属品は、施工用のアプリケーターパット1枚。

…あれ?

てっきり、もっと気合いの入ったパッケージかと思ったんですが、かなり簡素な感じです。

これならSONAXのプレミアムクラスカルナウバワックスのほうが豪華なパッケージだったな…。
↑これがSONAXの固形ワックスの内容。

輸送中にひっくり返ったのあ、蓋にもワックスが付着しています。

このザイモール、「手で塗る」というのが基本らしいので、試しにひとかけら手に取ってみました。

指先にとって、こすり合わせてみると…

綺麗に溶けました。

かなり柔らかい感じです。

これなら「手で塗る」というのもすんなり行きそうですね。

車に施工してみる


それでは、ザイモールを車に施工してみたいと思います。

蓋についていた欠片から、素手でヌリヌリしていきます。

素手で塗っていくと…

こんな感じ。

体温で簡単に溶けて伸びていきます。

ただ

これ洗車場でやるには勇気がいるな

もうね、絵面があまりよろしくないの。

ハタから見てたら、洗車後の自分の車が愛おしくて撫でまわしているようにしか見えない…。

まぁ「誰もお前の事なんか見てないから」と言われればごもっともなんですが、どうにも周りの目がきになったのでアプリケーターパッドを用いることに。





アップリケーターパッドを使ってみたところ、どうもこっちのほうが薄塗りしやすい。

素手だとどうしても、油分が薄くなってくると「ガッ」と引っかかってしまうため、多め多めで手に取りがちなんですが、アプリケーターパッドを用いると、手で塗るよりも薄塗りが可能です。

硬くて手で塗るのがしんどいという情報を目にしましたが、私が使った感じでは、他の固形ワックスと比較すると圧倒的に柔らかい感じでした。


施工結果


さて、一通り塗終わって、ふき取り完了。

結果がコチラ。



ぬら~っとした光沢が出ています。曇天の夕方なんでギラギラの写真は撮れませんでしたが、かなりいい感じの艶が出ていると思います。

で、「晴れていればなぁ」と思っていたんですが、サイドミラーに映った車体を見ると

※同乗者に撮ってもらいました

テラテラじゃないですか(笑)

やはり高級ワックスは一味違うのかな…と思いました。


パネルで実験してみる


それでは次にパネル実験です。

コーティング剤と違い、基本的に油を塗ったくるので、大きな違いはなさそうですが、ひとまず試してみましょう。

パネルで比較


いつも通り、パネルをマスキングして、施工してみます。範囲が狭いので、指でヌリヌリしてふき取り。


あれ?

変化は見て取れますが、思いのほか濃い感じになりませんね。

他のカーワックスと比較


次に他のカーワックスと比較です。

今回は国内では上級グレードとなる、シュアラスターの、スーパーエクスクルーシブフォーミュラ、さらに先日購入したSONAXのプレミアムクラスカルナウバワックスと比較してみます。
参考
シュアラスターのワックス「ブラックレーベル SEF」を試してみた
SONAXの固形ワックス Premium Class Carnauba Waxを試してみた!

私が購入したときの価格も大体一緒なので、同等グレードと考えましょう。


左から、シュアラスター、ザイモール、SONAXとなります。


あまり違いが判らない(笑)

キズの隠蔽も、まぁまぁ、それなりといった所でしょうか。

施工時の肉眼での感覚はかなり良かったんですけどね…。

水滴を落としてみる


次に水滴を落として比べてみます。


どれも水滴はコロコロとした感じ。ただ強撥水のコーティング剤のように、まんまるの粒ではないようです。

パネルを立てていくと…


真っ先に落ちたのがザイモール。次にシュアラスターでした。

3つのカーワックスの違い


さて、ここで3つの上位グレードのカーワックスを比較してみたわけですが、いくつか明確な違いがありました。

硬さ

まず硬さについて。

柔らかい順に

ザイモール、SONAX、シュアラスター

の順になります。ザイモールが飛びぬけて柔らかい感じです。

ふき取りの重さ

この小さいパネル上でも明確な違いが出ました。

拭き取りが軽い順に

ザイモール、SONAX、シュアラスター

となります。

ザイモールはカーワックスの中では比較的施工しやすい部類に入るようです。


まとめ


ということで、今回、ザイモールを試してみたわけですが

施工性と、光沢感は非常に良いが、傷の隠蔽はそこまでではないかもしれない。

といった感じでした。「ヌラ~」っとした艶を出したいなら抜群に良さそうですけどね。

まぁ私がザイモールを見かけた当時から「ワックスは下地が命」とは言われていますが

正直

下地が良ければ基本的に何を塗ったって光沢出るっしょ(笑)

という気がします(笑)

ザイモールは、塗装面が整えられたボディーに、さらに一つ上の光沢をプラスしてあげる…という用途であれば、抜群の効果を発揮してくれそうです。

そして、私のようなズボラ人間が使うような代物ではないんじゃないかなぁと思いました(笑)

車庫保管で、毎度丁寧に手洗いされ、走行してなくとも休日にはワックスが塗られ、テラテラな状態が保たれている…そんな車のためのアイテムなのかもしれません。

ちなみに、更に上のグレードの高級なザイモール製品は沢山ありますが

高いワックスに手を出す前に、その金でまず研磨屋に持っていけ

という感じがしますね。

研磨→硬化系ガラスコーティング という流れの人も多いかもしれませんが、そこであえて「ザイモール」という選択肢もアリかもしれません。

CCIのスマートミストEXをレビューしてみた!

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今回は、当ブログでも登場回数No1のスマートミストの上位製品、「スマートミストEX」のレビューをしてみたいと思います。


スマートミストEXとは


今回試すスマートミストEXは、これまで何度も登場しているスマートミストの上位版の製品です。
参考:カーコーティング剤のスマートミストの効果を試してみた

購入したのは、汚れとりクリーナーとセットになっているタイプ。


今回は、このスマートミストEXと通常のスマートミストとの違いや、効果などをレビューしていこうと思います。

ちなみに


このスマートミストEX、登場時から存在は知っていたわけですが、なぜ今の今まで試さなかったのか。

それは

「スマートミスト売れたから、ちょっと値段高い奴出しても売れるんじゃね?」とか思ってるに違いない!と、私が勝手に思っていたから(笑)

だってね、「どうせ出すなら最初から本気出してくれよ」と思っちゃうじゃないですか。

まぁ、そんなスマートミストEXも、大分値段が落ちてきて、丁度いい感じになったので今回試してみることにしたわけです。

成分と施工上の注意について


さて、今回のスマートミストEX、これまでのスマートミストと何が違うのかなぁと成分を見てみたんですが…


・ガラス系ポリマー
・つや向上成分

・・・・

ざっくりしすぎぃ!!!


「つや向上成分」って何すか?って感じなんですけど、「成分なんて気にしなくても艶でるから黙って使え」って事なんでしょうか…。

次に施工上の注意について。

汚れとりクリーナーについては研磨剤が入っているようなんで、注意が必要なのはもちろんなんですが、気になったのがコレ。


「油膜やギラつきの原因になるので、ガラスやミラーには使用しないでください」

あれ?

スマートミストのいい所って、どこでも気にせず手軽に使えて艶が出るって所だと思ってたんだけど…。

スマートミストEXは使用箇所に注意が必要なようです。

車に施工してみる


それでは車に施工してみたいと思います。

まずはクリーナーから


折角なので始めにクリーナーから使っていきます。


液体は白くドロっとした感じ。

使用感は、シュアラスターのスピリットクリーナーの感じに近いですね。

スマートミストEXを施工


次にスマートミストEXを施工していきます。


ボディーにスプレーしてみると、液体の色がスマートミストと比べてかなり濃いですね。

施工後はこの通り。




良い感じの艶が出ました。

ただ、少し気になったのがコレ。


わかりますか?

マルで囲んでみます。


この赤マルの所、簡易スプレー型のカルナウバワックス系の拭き残し時にでるような、ワックスカスのようなものが出ています。

これは、前回施工したザイモールが洗車で浮いてきただけかもしれませんが、少し気になります。

ただ、上記の注意書きの「ギラつき」等を考えると「つや向上成分」の正体はカルナウバワックスなんじゃないのかなぁと勘ぐってしまいます。

詳細な成分が明記されていないので何とも言えませんけど…。

パネルで比較してみる


次にパネルで比較をしていきます。

余談ですが、前回ザイモールの実験で使ったパネルを引っ張り出してみたところ、面白い結果になりました。
参考:高級カーワックスの代名詞 ザイモールのワックスを使ってみた

明らかに一番左のシュアラスターのSEFを施工したところが綺麗に残っている感じです。
耐久性の面ではシュアラスターのほうが有利なのかもしれませんね。

では、話を戻します。

パネルに施工


まずは単体でパネルに施工。

左半分に施工してみました。


まぁ「これだけ液体が白ければ当たり前だろ」って感じではありますが、明確に差が出ました。良い感じです。

ただ、パネル施工時に思ったんですが

ムラと拭き残しが中々取れない!

車に施工している最中は、水分があったのとMFタオルを使っていたので気づきませんでしたが、結構ムラになったり、なかなか綺麗にふき取れないという事がありました。

実際の施工時には気にならないレベルだとは思いますが…。

スマートミストと比較


次に、スマートミストとスマートミストEXの比較です。

先ずは液体の違いについて。


すみません、上の画像と位置が逆になってしまいましたが、左がスマートミスト、右がスマートミストEXです。

写真が白飛びしてしまって見づらいですが、スマートミストEXがかなり濃い感じです。雰囲気的にCCウォーターゴールドに近い感じがします。

次にパネル比較。


写真で見ると、通常のスマートミストのほうが傷が目立ちにくい感じですが、肉眼でみてもスマートミストEXも良い感じでした。

CCウォーターゴールドと比較


次に、なんだか液体の感じが似ていると思ったCCウォーターゴールドとの比較です。

今度は左がスマートミストEX、右がCCウォーターゴールドです。


明らかにスマートミストEXのほうが濃いですね。

それではパネルで比較してみます。

左がスマートミストEX、右がCCウォーターゴールドです。

スマートミストEXのほうが良い感じに見えます。

水滴を落としてみる


さて、次に水滴の落ち具合を比べてみます。

始めに、スマートミストとの比較。

右がスマートミストEX、左がスマートミストなんですが…


凄く水滴落ちるんだけど(笑)

これ、パネル自体最初からすこーーしだけ傾いている状態なんです。べったり下に置いてしまうと傾けながら写真を撮るのが大変なので…。

後ろにタバコの箱を寝かせておいて土台にしてるんですね。傾斜角は30度も行ってないとおもうんですが、その場にとどまるスマートミストに比べ、スマートミストEXは水滴が落ち始めています。

映り込んでいる照明が動いていないので角度をほとんど変えていないのは理解頂けると思います。

次に右がスマートミストEX、左がCCウォーターゴールド。


これも水がスルスル落ちていきます。

これは素直に凄い。

当ブログではこれまで、「スマートミストは使いやすさも光沢も、傷の隠蔽具合も良いが水滴の落ちがすこぶる悪い」と何度も言ってきたわけですが、「これで文句ないだろ(オラァ!」と言わんばかりの水滴の落ち具合です。

まとめ


スマートミストEXを試してみましたが、率直な感想としては

光沢、水滴の落ち具合は申し分ないけど、スマートミストが持っていた良さは無くなった

といった感じです。

私個人としては、スマートミストは「安い」「艶が出る」「どこにでも使える」「どこでも買える」所がワンセットになっているところが良い点だと思っていたので、スマートミストとスマートミストスマートミストEXを比較するならば、普通のスマートミストのほうがいいんじゃないかと思えてしまいます。

手間暇かけて、艶々ボディーにしたいなら、スマートミストEXをあえて選択する必要もなくなってしまいますし…。

ただ、水滴の落ち具合については、過去最高レベルと言っても過言ではないくらい良いですね。

おとした水滴がその場でスルスル落ちていく姿には感動しました。

水滴がつきにくいという事は、乾いてイオンデポジットができる可能性も減るでしょう。

ちなみに雨天時の感じはこうなります。



水滴は大きめです。

以上、スマートミストEXを試してみましたが、これまでのスマートミストとは別物として考えて購入するのが良さそうです。

艶は申し分ないので、気になる方は試してみてください。

ウィルソンの美膜ボディコートをレビューしてみた

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今回は、コメント欄にてお勧めいただいた、ウィルソンの「美膜ボディーコート」を試してみたいと思います。



美膜ボディコートとは


美膜ボディコートはウィルソンから販売されているフッ素系のボディーコーティング剤。

美膜ボディコートには複数種類があって

■リキッドタイプ

ウイルソン 美膜ボディコート リキッドタイプ C-91
■ムースタイプ

ウイルソン 美膜ボディコート ムースタイプ C-89
■ミストタイプ

ウイルソン 美膜ボディコート ミストタイプ C-90
3種類の美膜ボディーコートがあります。

価格は大体同じくらいですが、それぞれで施工方法や耐久性が違うようです。

一番耐久性が高いのがリキッドタイプ。

とりあえず、価格が近いのであれば一番効果が高そうなリキッドタイプを試してみることにしました。

それにしたって

フッ素テクノコートとの違いは何だ?

参考:ウィルソンの「フッ素テクノコート」の効果を試してみた


ウィルソンとフッ素というと以前試したフッ素テクノコートが思い浮かぶんですが、こちらの美膜ボディーコートもフッ素系です。

違いは耐久性かなぁ。

フッ素テクノコートが4カ月耐久なのに対し、美膜ボディーコートは9カ月の耐久性があるそう。

容量はフッ素テクノコートが300mlなのに対し、美膜ボディーコートは270mlとなります。

紹介動画もありました。



動画の中で「原料が根本から変わった」と言っていますが、これはフッ素テクノコートとはフッ素の原料が違うってことでしょうか。



とりあえず、フッ素系のものは撥水、撥油、防汚に効果が期待できますね。

車に施工してみる


それでは、車に施工してみます。

施工方法はこんな感じ。

まずは洗車。

次に水滴をちゃんと拭き取ってから施工となります。

まず、液体の感じ。


本当は直接ボディーにつけるのではなく、スポンジにとって施工するんですが、どんな感じなのかを見たかったので、ボディーの上に。

真っ白い液体ですね。匂いは何というんでしょう。鉱物的というかなんというか、どこかで嗅いだんだけどなぁ…。ぱっと出てこない。

決して香料が入ったいい匂いって感じではないですね。

施工してみる

スポンジにとって塗り広げていきます。

乾燥時間は、夏場が5~10分、冬場が20~30分ということなんですが、塗り広げているそばから結構乾いてきます。

一通りグルリと車体に塗り終わってみると、こんな感じになりました。


真っ白ですね。

これを拭き取っていきます。

拭き取り時には、白いワックスカスのようなものが出ます。

それと

ちゃんと乾ききっていない場合、タオルが濡れている場合は、拭き取りがものすごく重くなるので注意が必要ですね。

拭き取り完了後



施工完了後。

いい感じの仕上がりですが、少々ギラっとした感じですね。

施工した感想


ということで、車に施工してみた感じなんですが、結構大変。

全体に塗って、乾かして、拭き上げる作業なので固形ワックスみたいな感じです。

まぁ、固形ワックスよりも大分拭き取りは軽いんですが、それでも最後にもう一回空拭きしたくなるので、結構大変でした。

パネルで比較


それでは次にパネルで比較していこうと思います。

ちなみに前回使用したパネルですが…


左がスマートミストEX、右がCCウォーターゴールド…だったんですが、CCウォーターゴールド側は大分薄くなっていますね。

スマートミストEXのほうが耐久性があるのかな。

パネルに施工


パネルの左側に施工してみましたが、果たしてどうなるか。


変化はありますが、若干薄い感じです。

フッ素系製品と比較


次に他のフッ素系の製品と比べてみます。

左から、美膜ボディーコート、真ん中がフッ素テクノコート、右がミラーシャインです。


液体の感じはこのように、美膜ボディーコート、フッ素テクノコートが真っ白い液体、ミラーシャインが半透明の液体です。

施工方法の違いは、美膜ボディーコート、フッ素テクノコートが塗って乾かしてから拭き取るタイプなのに対し、ミラーシャインは塗り込むタイプです。

ミラーシャインの過去記事はコチラ
[鏡艶] ミラーシャインの効果と比較実験をしてみた


3つを並べてみると…


やはり、美膜ボディーコートとフッ素テクノコートは似ている感じ、ミラーシャインはちょっと薄いかなぁといった感じですね。

滑水比較

次に水滴を落として、水の滑り具合の実験です。


どれも似たり寄ったりという感じ。

結構な角度まで水滴が残っていたので、撥水はいいものの、水滴の落ち方はあまり良くないのかもしれません。

スマートミストと比較


フッ素系との比較が終わったところで、毎度おなじみスマートミストとの比較。

施工結果としては薄めなので、たぶんスマートミストのほうが濃いんだろうなぁと思ったんですが…。


下半分だけスマートミストを施工してみました。

結構な色の違いが出ているんですが、わかりづらいので、左90度回転させてみます。


右側がスマートミストです。

全然色が違いますね。

後日


施工後、1週間しての洗車です。


いい撥水具合ですね。

ちなみに、さすがに1週間では防汚効果までは体感できませんでした。

洗車した感じでは、スポンジの走りは軽くて洗いやすい感じです。

まとめ


以上、美膜ボディーコートをレビューしてみましたが、これはあれですね。

新しい車とか、コーティング施工した車とかの、さらなる艶出しと防汚のために使うのがいいのかなぁって感じですね。

個人的には施工の労力に対し光沢感がもう少し欲しいところ。

でも、これは私のように毎週毎週洗車しているような人にとってはという条件付き。

都度の洗車は軽く済ませたいという方であれば、フッ素は防汚性能が期待できるので、軽い洗車でも行けそうな感じがします。

リキッドタイプは耐久期間が長いので、一度施工して、しばらく楽したいという人にはいいかもしれませんね。

ということで、ここまでやって思ったんですが…

ミストタイプ買っておけばよかったかな…

正直、リキッドタイプはあまり頻繁に出番があるような感じじゃないと思うんで、普段の洗車で気軽に使えそうな、ミストタイプやムースタイプのほうが私にあっていたんじゃないかという気がします(笑)

ということで、フッ素自体は防汚性能が高いので、コーティング後のメンテに使うのもよさそうですね。

フクピカトリガー 強力タイプ を試して比較してみた

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今回は、コメント欄でも何度かオススメ頂いた、フクピカトリガーの強力タイプの比較を行ってみたいと思います。



はじめに


ここ最近、仮想通貨ネタばっかりでウンザリという人もいたのではないかと思われますが

全くもって儲けにつながっていませんのでご安心(!?)下さい。

いや、儲かっていたらもっと高い製品アレコレ試せるんですけどね…


でだ


そんな私の懐事情を察してか、コメント欄では頻繁に


「無理して金使わなくてもいいんだぞ。自分の財布と相談しながらでいんだからな?」


というお声を頂きます。


いやーありがたい。


仮想通貨になんか手を出していますが、私の懐事情に変化は御座いません(笑)

これからも安くていいものを探していきます。

決して「仮想通貨でウハウハの管理人」とか思わないように…。


フクピカトリガー強力タイプとは



という事で、フクピカトリガー強力タイプのお話。

通常のフクピカトリガーについては、過去にレビュー済み。
参考:フクピカトリガーを試してみた

今回はこのフクピカトリガーの「強力タイプ」のほうをレビューしてみたいと思います。

過去に頂いたコメントを見てみると、フクピカトリガー強力タイプはフクピカトリガーとは一線を画す性能だというお話なんですが、果たして結果はどうなるか。

楽しみですね。

成分は以下の通り。


・ワックス
・シリコーン
・撥水ポリマー
・フッ素系樹脂

という事で、前回試した美膜ボディーコート同様にフッ素系に入るのかなぁといった感じです。
参考:ウィルソンの美膜ボディコートをレビューしてみた

ワックス成分が入っているせいか、窓には使えないようです。



フクピカトリガーの新製品が出ていた模様


フクピカトリガー強力タイプを購入してから気づいたんですけど、フクピカトリガー、フクピカトリガー強力タイプ共に、新製品が出ていたようです。

これと

SOFT99 ( ソフト99 ) フクピカトリガー2.0 水なし洗車 ワックス プロ施工コーティング車対応 00541
これ

SOFT99 ( ソフト99 ) フクピカトリガー強力タイプ2.0 水なし洗車 ワックス プロ施工コーティング車対応 00542

いつの間に出ていたんだ?

っていうか

「2.0とか、何年前の表現だよ。そんなに前から出てたの…?」

とか思ってたら…

Amazonでの取扱い開始日「2017/9/11」

最近じゃん(笑)

誰か止めなかったのかな…。

まぁ、これについてはまた次の機会に、新旧製品で比較してみたい所ですね。

プロコーティング施工者対応ってことで、何が違うのか気になります。

ちなみに、新製品のほうが倍近い値段なので、もう少し価格が落ちるのを待ちたいと思います。

車に施工してみる


それでは、試していきたいと思います。

フクピカ同様、水なし洗車も可能なんでしょうけど、心情的に嫌なので、一度洗車してから施工してみました。

如何でしょうか?




結構よくない?!

肉眼で見るとわかるんですが、「カッチリ」と「ヌラー」の中間くらいの艶?

良い感じです。


パネルで比較してみる


次に、パネルに施工して比べてみたいと思います。

パネルに施工


いつも通り、パネル左側にフクピカトリガー強力タイプを施工します。


左側が色が濃くなりましたね。変化の度合いとしては、まぁまぁ濃い方だと思います。

車に施工した感じではもう少し濃く出るかなぁと思ったんですが、予想よりは少し薄め。

普通のフクピカトリガーと比較


次に、フクピカトリガーとの比較です。

左にフクピカトリガー強力タイプ、真ん中に通常のフクピカトリガーです。


違いは圧倒的ですね。

フクピカトリガー強力タイプを推す人の気持ちがわかります。

スマートミストとも比較


さらに、当ブログの定番、スマートミストとの比較。

左にフクピカトリガー強力タイプ、真ん中に通常のフクピカトリガー、右がスマートミストです。


結果は単純な色の濃さで言えば、スマートミストが一番ですね。

拭き取りの楽さで言うとフクピカトリガー2製品のほうが楽です。

滑水比較


次に、水の滑り具合の比較。

スポイトで水滴を落としていきます。


強力タイプ凄く水滴滑るね(笑)

強力タイプの水の滑りが抜群でした。

まぁ個人的には、水滴の滑りもそうですが、今回のGifアニメーションが過去に比べ格段に見やすくなっていることのほうが、個人的には感動ポイントなんですけどね(笑)

まとめ


以上、フクピカトリガー強力タイプを試してみましたが

安いし、効果もあるし、凄くいいんじゃないの?

という感想。

光沢感はスマートミストには及びませんでしたが、それでも、光沢感は良いですし、価格も安く、水の滑りも抜群に良い。

さらには、フッ素系って事で防汚にも一役買ってくれそうです。

まぁワックス入ってるんで、そっちが汚れを寄せ付けてしまうかもしれませんが…。

スマートミストも安くて光沢が抜群なのでよいのですが、欠点は水の落ちにくさ。

ここをうまく補ってくれそうなので、フクピカトリガー強力タイプはかなり良い製品ではないかと思います。

ただ、ガラス、ミラーには使えませんので注意は必要ですね。

以上、フクピカトリガー強力タイプのレビューでした!

カーコーティング剤の紫外線保護力を比較してみる 準備編

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車に長く乗っていると、気になるのが紫外線による、ヘッドライトカバーや樹脂パーツの劣化。
塗装も紫外線で劣化するといわれていますが、カーコーティング剤によっては、この紫外線への対策も含まれていると表記のある製品もあります。

以前、コメント欄にて「コーティング剤の紫外線保護の性能を比較してほしい」ご依頼いただいたんですが、果たしてこれをどうやって検証するか…。

今回はまず、この実験をどうするか、方法を探ってみることにしました。


紫外線とは何なのか


まず、そもそもに紫外線とは何なのか。

気象庁のHPにわかりやすく書いてありました。

太陽からの日射は、波長により、赤外線、可視光線および紫外線に分けられます。可視光線よりも波長の短いものが紫外線です。紫外線(UV)の中でも、波長の長いほうからA・B・C と大別されています。フロン等によりオゾン層が破壊されると、地上において生物に有害な紫外線(UV-B)が増加し、生物への悪影響が増大することが懸念されます。

UV-A (315-400 nm)
 大気による吸収をあまり受けずに地表に到達します。生物に与える影響はUV-Bと比較すると小さいものです。太陽からの日射にしめる割合は数%程度です。
UV-B (280-315 nm)
 成層圏オゾンにより大部分が吸収され、残りが地表に到達します。生物に大きな影響を与えます。太陽からの日射にしめる割合は0.1%程度です。
UV-C (100-280 nm)
 成層圏及びそれよりも上空のオゾンと酸素分子によって全て吸収され、地表には到達しません。

http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-40uv.html

紫外線は、可視光の波長の外側。つまり不可視光なんですね。

見えないんじゃ検証しようがなくね?

身近なアレが紫外線を出してくれる


不可視光じゃどうしようもないんじゃないか…と思ってあきらめていたんですが

ふと頭によぎったこと。


ブラックライトって紫外線出してるんじゃなかった?


という事。

ブラックライトはあれですね、おしゃれっぽい部屋にしたくて、部屋にブラックライト装飾をして、あれこれ光らせて、いざ友達を呼んでみたら「暗くてよく見えないから普通の電気つけていい?」って聞かれて台無しにされ、結局外すハメになるアレですね。

…まぁ同じような経験をされている方はそんなにはいないと思いますが…。





このブラックライト、確か「紫外線を出して、それが何かに反応して白いものが光る」的な感じだったと記憶していたんですが、不可視光なのに光るとはどういう原理何でしょう?


ブラックライトで、光る仕組み


ブラックライトを当てると光るものがありますが、これは一体何なのか。

調べてみると「蛍光物質の有無」に関係があるようです。

蛍光物質は、紫外線や青い光などの波長の短くてエネルギーの強い光を吸収して、若干低いエネルギーでの、波長の長い光を発します。

という事で、目に見えない紫外線(波長が短い)を照射した際に、蛍光物質が波長を長くして発行するため、蛍光物質自体が光って見えるという理屈のようです。

これは、なんとなく実験方法について希望が見えてきた感じがしますね。

どこかで見たような気もする


ブラックライトまで思いついたところで、これどこかで見たことあるなぁと思っていたら、ありました。


ラディアスガラスコーティング剤の商品ページですね。

ここでブラックライトを照射していました。ラディアス・ガラスコーティング剤は、蛍光物質が含まれておりこれが紫外線を吸収、反射して保護してくれるようです。

ブラックライトを買ってみる


検証を行うための検証のため、ブラックライトを購入してみることにしました。

今回購入したのはコレ。


ヤザワ ブラックライト20W(50Hz) BL20
蛍光灯タイプのブックライトです。

他にもLEDタイプのものや、電球型のものもあったんですが、どうやらワット数が少なめの物が多いので、どうせやるならと蛍光灯タイプの物を購入しました。

ただ


でかい(笑)


どれくらいデカイかと言いますと。


これくらい(笑)

左下にタバコの箱があるの見えますか?

ちゃんと寸法見て買えばよかった…。

でも、これなら光量にも期待ができそうです。

先日レビューしたフクピカトリガーのスプレーボトルが出しっぱなしだったので、試しにブラックライトを当ててみます。


幻想的・・・・ではないですね(笑)

まずはUV対策製品で試してみる


さて、それでは実験の前段階、検証方法について探っていこうと思います。

ここで考えたのが「UV対策製品での実験」です。


左が、100円ショップで買ってきた乳液、右が、日焼け止めスプレーです。


いつぞや、静電気について調べた際に購入したアクリルの下敷きがありましたので、このアクリルの下敷きの右側に日焼け止めスプレーを塗って、ブラックライトを照射して違いを比較してみたいと思います。
参考:コーティング剤は帯電して埃を寄せ付けるのか調べてみた


それでは

照射!!!


あれ…?

違いが判りません(笑)


寄せても、離しても変化なし。

私の予想では、日焼け止めスプレーを塗ったほうが、紫外線を透過できずに真っ黒になるか、もしくは背景が暗くなるんじゃないかと思ったんですけど…。

これは失敗ですか?

ここで、若干の諦めモード。

とりあえず心を落ち着けるため、小分けのボトルに移した信越シリコーンを光らせてみます。


綺麗ですね…。

で、このでっかい不要物(ブラックライト)はどうすんの?

困りましたね。

全くと言っていいほど違いが判らない。心なしか右側のほうが暗いような気もしますが…。

もしかしたら、背景に使っている白い模造紙が光りすぎて違いが判らないのかもしれないという事で、直接壁にアクリルパネルを立てかけて、ブラックライトを照射してみました。


若干右側が黒く見えなくもない…かなぁ。

かなり微妙な違いですね。

これは久しぶりに壮大な失敗かな。

で、どうすんの?


諦めた頃に救いは現れた



という事で、もうあきらめ、落胆してボーっとしながら、あれこれ光らせて「きれいだなー」なんて思っていたところ、気づいたことが。


フクピカトリガーのボトルが、白い部分は黒く(肉眼だとボトルはもっと黒く見えます)、文字が明るくみえるので「ほほー」なんて眺めていたんですね。

で、何の気なしに、実験に使ったパネルをかざしてみたら…


あれ!?

全然見え方が違います。

ボトルが白くみえ、文字が光らなくなりました。

・・・・

アクリルパネル自体がダメなの?


そうか、そういう事か。

じゃぁこれ、白い紙に直接日焼け止め塗ったらどうなるんだろう?

試しに、白い紙に吹きかけてみました。


おおお!

見事に日焼け止めを吹きかけた所だけ黒くなりました。

では、先程の日焼け止めが入っていない乳液はどうなるか。


左側、丸で囲んだ部分が乳液を塗った部分です。

ほとんど変化がありません。

キターーーー!

明確な違いがでましたね。久しぶりに一人でニヤニヤしてしまいました(笑)

でもこれで、実験の目途が立ちました。

紫外線対策が施されている製品であれば、この日焼け止めスプレーのように、紫外線を反射できずに黒くなるか、蛍光物質が紫外線を吸収、反射して光るかどちらかの反応が起こるはずです。

次回は実際にカーコーティング剤の比較をしてみたいと思いますが、数が多いので…しばしお待ちください!

カーコーティング剤のVuPlex(ヴュープレクス)を試してみた!

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前回の紫外線対策についての記事(カーコーティング剤の紫外線保護力を比較してみる 準備編)が、思いのほか反響が多くて、ご期待されている方が非常に多いようなんですが、申し訳ないんですが、今回は別件。

カーコーティング剤のVuPlex(ヴュープレクス)のレビューをしてみたいと思います。

VuPlex(ヴュープレクス)とは


さて、このビュープレクス、汚れ落としとコーティング両方を兼ね備える製品という事で、プレクサスに似ているような感じです。

アマゾンの商品説明にはこのような記載がありました。

アメリカでは Plexus の存在があまりにも有名ですが、オーストラリアやヨーロッパでは、この VuPlex ( ヴュープレクス ) の方がかなり有名で高性能なメジャーアイテムとなっております。

VuPlex(ヴュープレクス)簡単コーティング剤 クリーナーポリッシュ 445mlスプレー [HTRC2.1]
という事で、製品的に似ているのは間違いないようです。

VuPlexの特徴


製品の特長につては、アマゾンに記載がありましたので引用します。

商品紹介

VuPlex(ヴュープレクス)は、汚れを落とし表面をつるつるにして、
撥水・防汚性や擦傷防止効果に優れたミクロの保護被膜を形成し、
美しい輝きを蘇らせる『素材に優しい中性の超カンタン洗浄・保護・ツヤだし剤』です。

【特徴】
・1本で簡単に、「洗浄・保護・ツヤだし」が出来ます。
・使い方は、「スプレーして、拭き取って、乾拭きする」だけ(3ステップ)。
また、濡れている状態でも乾いている状態でも効果は変わりません。
・使える箇所は、プラスチック・金属類・ガラス等何にでも。
(滑っては困る箇所、吸水性のある、紙・布・革・ゴム等の素材以外はOK)
・用途はたくさん。
車やバイクは全般的に使用可能。自転車や釣り用品、
サーフボードやスノーボード等のホビー用品にも。
PC、スマートフォン(携帯電話)、ゲーム機、携帯音楽プレイヤー、
デジカメや家電、またCD・DVD、メガネ・サングラス等の小物等にも。
・豪州・米国・英国における4つの検査基準のもとでテストを実施し
「消費者の健康に対する危険性は無い」ことが証明されているため、
食品関連設備にも使用可能です。

≪豪州enHealth2004、米国EPA1989、2000a、米国ATSDR1992、英国Regulation(EC)No1935/2004≫
※食器類や調理器具には使用できません。
・成分は、アンモニア・シリコン・コンパウンド・石油・アルコール等の溶剤・研磨剤を含まない
完全な中性でどんな物に使用しても、素材に影響を与える事がなく安心してご使用いただけます。

【成分】
天然植物ワックス、天然果実エキス、ポリマー、界面活性剤、オーガニックソルベント、噴射剤、水

【液性】
中性

【用途】
プラスチック、金属等の洗浄・保護・艶出し

【使用可能箇所】
塗装面、プラスチック・樹脂面、金属面、クリアコート、ホイール、ライトカバー、スクリーン、シールド、マフラー、ミラー、メッキパーツ、
エアロパーツ、フェアリング、ダッシュボード、カーボンパーツ、計器類、アクリル、ポリカーボネート、FRP、ABS樹脂、塩化ビニール、
フィルム類、CD・DVD等

VuPlex(ヴュープレクス)簡単コーティング剤 クリーナーポリッシュ 445mlスプレー [HTRC2.1]
という事で、ビュープレクスには一応ワックス成分が含まれているようです。

車に施工してみる


それでは車に施工してみたいと思います。

ボディーに噴きかけた感じでは、透明な感じ。少しだけ粘性があるのもプレクサスに似ています。

噴きかけると、ほのかにオレンジの香りがします。

一度の噴射量はプレクサスと比較すると少な目です。

施工した感じでは、伸びは悪くないものの、プレクサスと比較すると若干劣る感じ。結構こまめに噴いて使いました。

ムラになりにくさで言えばビュープレクスのほうが、ムラにならずスッキリ仕上がります。

ただし、最後の乾拭きの際の拭き取りは少し重い感じがしました。

それでは施工後の様子をどうぞ。





光沢感は悪くないですね。

スッキリとした印象です。


パネルで比較してみる


次にパネル実験です。

左側にVuPlexを施工します。


如何でしょう?ちゃんと変化が現れましたね。いい感じです。

次に、プレクサスと比較をしてみます。

左側にVuPlex、右側にプレクサスを施工します。


左右比較してみると、大差ない感じですね。

どちらもよい感じです。

これは使えそうです。

滑水性能の比較


次に、水滴を落としてみずの落ち具合を比較します。

左がVuPlex、右がプレクサスです。


どちらも水滴の落ちは悪くありませんが、VuPlexのほうが水滴が丸く、落ちる速さも若干早い感じです。

滑水の性能で言えば、VuPlexのほうが優秀です。


まとめ



以上、VuPlexをレビューしてみました。

製品単体で見ると、優秀な製品と言えるでしょう。

ただ、どうしても比較対象にプレクサスが上がってきてしまいます。

プレクサスと比較すると、施工のしやすさではプレクサスに軍配が上がります。

ただ、プレクサスより施工時のムラのようなものが少ないので、スッキリ仕上げて2度拭きしたくないという場合はVuPlexnのほうが良いようです。

スプレー缶で言えば、プレクサスはノズル失踪の可能性がありますが、押しやすい。VuPlexはノズルが取れることはほぼありませんが、押しづらいなど、あれこれ違いがあるので、あとは個人の好みによって分かれるところですね。

購入しても失敗するような製品ではないので、気になる方は一度お試しになってもいいと思います。

濃縮UV吸収剤配合のCCウォータープロテクトを試してみた

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久しくプライベートのほうが煩雑で、更新が滞っておりました。久しぶりの更新です。

前回同様UV対策製品記事「カーコーティング剤の紫外線保護力を比較してみる 準備編」の続きが気になる方も多いかとは思われますが、そんなUV対策製品の中の一つ、CCウォーターのUV対策製品、「CCウォータープロテクト」を試してみたいと思います。

はじめに

さて、それでは早速試してみたいところですが、今回購入したのはコチラ


PROSTAFF(プロスタッフ) コーティング剤 CCウォータープロテクト つめかえ用 L 480ml S154
CCウォーターの詰め替え用です。安かったので…(笑)

ボトルには、「ちゃんとCCウォーターのボトル使えよ!」と書いてあります。

気になる方はちゃんとCCウォーターのボトルから買いましょう。もしかさいたらUV保護剤が入っている都合上、遮光のボトルのほうがいいのかもしれません。

CCウォータープロテクトについて


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

プロスタッフ S154 CCウォータープロテクト つめかえ用 L
価格:1380円(税込、送料別) (2018/1/4時点)



製品の特長についてはプロスタッフさんのサイトから引用させていただきます。

洗車後のぬれたボディーにスプレーして拭くだけでコーティング効果が得られるCCウォーターシリーズから、高耐久&UV強化タイプが新登場!
浸透力の高いコーティング成分をさらに強化した「高耐久ガラス系コーティング成分」に「濃縮UV吸収剤」を配合!
W効果で強固な被膜を形成し、艶とガラス系独特の透明感あふれる輝きで車全体を包み込みます。
さらに、繰り返し使う事で長期間紫外線からボディーの劣化を防ぐ、厚く硬いガラス系被膜になります。
また、ボディー以外に窓ガラス、ヘッドライト、ホイール、メッキ部分、車内のダッシュボードにも使用できる便利アイテムです。

疎水性強化タイプ:水がサーッと流れて雨ジミ・水アカが付きにくい疎水性。従来品よりも疎水力アップ。
濃縮UV吸収剤配合 / ノーコンパウンド / 全色対応・無香料 / 300ml(普通車約7台分)

引用:CCウォータープロテクト 300|プロスタッフ製品

成分について

成分についてはボトルに以下のような記載がありました。
ガラス系ナノコロイド、ケイ素系高分子化合物、濃縮UV吸収剤、RO水。

UV吸収剤が含まれていますね。またRO水という謎の水があります。

RO水ってなんだ?

RO水とはO膜処理を施した水のことで、RO(Reverse Osmosis)膜というフィルターを通して、徹底的に不純物を除去した水のことのようです。

ボトルに移してみると…


さて、施工前に手元にあった空きボトルに移してみたんですが…


何この謎の黄色(笑)

この色のコーティング剤は初めて見ましたね。

これがUV吸収剤によるものなのでしょうか。

車に施工してみる


それでは車に施工です。

それにしても…


外に持ち出してみましたけどやっぱり黄色いですね。



施工してみた感じでは、ムラにならず、すっきりとした艶感に仕上がる感じです。

ヌラヌラテカテカといった感じではありませんね。

パネル実験


次はパネル比較です。

パネルに施工してみる


左半分に施工してみましたが、若干仕上がりとしては薄く感じます。

右側と比較すると若干傷が目立たなくなっている感じはありますが、黒々とした仕上がりではないですね。

CCウォーターゴールド、スマートミストと比較してみる


次にその他の製品と比較してみたいと思います。

真ん中がCCウォーターゴールド、右にスマートミストを施工してみます。


他の製品と比較してみると、違いは一目瞭然ですね。

滑水比較

次に水滴を落として比較してみます。


CCウォータープロテクトは、水滴がシターっとした感じになって、その場にとどまります。

この中ではCCウォーターゴールドだけ、水滴が流れていきましたね。

まとめ


以上、CCウォータープロテクトを試してみました。

肝心のUV対策製品としてどうなのかは、今後の実験で試してみるとして、水滴の感じは、疎水系のシターっとした水滴になります。

ヌルヌルテカテカを目指す方よりも、疎水系でUV対策と、すっきりした光沢感を目指したいならば、こちらの製品がよさそうです。

カーコーティング剤の紫外線保護力を比較してみる 実験編

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さて、大変長らくお待たせいたしました、カーコーティング剤の紫外線保護力の実験。
前回の「カーコーティング剤の紫外線保護力を比較してみる 準備編」の続きになります。

とりあえず、ちょろっと実験してみましたのでご報告したいと思います。

ただ


お待たせした割に随分と薄い内容となっております。ご容赦ください…。

早速実験してみる


前回の実験では、下敷きでの透過実験ではうまくいかず、どうやら紙に直接ぶっかけてみたらわかりそうだってことだったので、今回もそれに倣って実験してみたいと思います。

スマートミスト

ますはスマートミストをプリンター用の用紙に塗って、ブラックライトを照射してみます。


右半分だけ塗ってますが、こちらは変化なし。

特に紫外線保護を謳っている製品ではないので、妥当な結果という所でしょうか。

ラディアスガラスコーティング剤


製品紹介ページの通り、UV保護をしてくれるようなので、期待できそうなのですが…


あれぇ?

全く変化が感じられません。

一旦実験中断


アレコレ試してみたんですが、予想以上に変換が少なくて困りました。

前回の、日焼け止めスプレーの場合は顕著に色が変わったんですが…

ブラックライトが光る部屋の中でこぼしたコーティング剤をふき取りながら、どうしたものかと考えていたら…

あれ?ティッシュ光ってない?

ちょっとこぼしてしまったラディアスガラスコーティング剤をふき取ったティッシュがほんのり黄緑色に光っていました。

プリンターの用紙も悪いのかもしれない


ちょっとここでまた新たな疑問

「プリンター用の用紙自体、紫外線によるインクの褪色防止とか、紙が黄ばむのを防止とかいろんな理由で紫外線対策されてるんじゃないか?」という疑問。

「コーティング剤云々の前に既に紙が光っている」説です。

それであれば、塗ったところで変化はないかもしれませんね。

確かに、上にあげた写真の通り、プリンター用の用紙から光が反射しているのが見て取れます。

そのままティッシュを使ってみる

という事で、現状変化が見られたティッシュをそのまま使ってみることにしました。

スマートミスト

あらためてスマートミスト


こちらはほとんど変化なしですね。とくに光っている感じもありません。

ラディアスガラスコーティング剤


次にラディアスガラスコーティング剤です。


こちらはほんのり黄緑色に光っていますね。
わかりますか?

一応の懸念点として、購入してから数年経過しているという点があります。
購入後の補完で性能が劣化しているという可能性も否定はできないので、なんとも言えないところではありますが、一応「変化は現れた」という所からすると効果はありそうだと思えます。

CCウォータープロテクト



直近で購入したCCウォータープロテクト。

こちらは紫外線保護を売りにした商品です。


おお!?

良く光っています。これはわかりやすい。

「目に見えない紫外線(波長が短い)を照射した際に、蛍光物質が波長を長くして発行するため、蛍光物質自体が光って見える」という現象が起きているように見受けられます。

ゼロウォーター


次に新しくなったゼロウォーター。UV保護の記述が無い製品です。


こちらもほとんど変化なしですね。

レインXボディーコート


「UV硬化型」という謳い文句のレインXボディーコート。


変化なし!

ボトルだけは怪しく光っています。

まぁ「保護」とは言っていないので、別段おかしい話ではないのですが、何らかの変化が起きてくれた方が面白かったですね。


CCウォーターゴールド


手持ちのコーティング剤を漁る中で、ふとCCウォーターゴールドのボトルを見ると「紫外線吸収剤」の記述がありました。


これも期待できるかもしれません。


うーん、変化なし!

という事で、とりあえず何製品か試してみましたが、顕著に変化があったのは、CCウォータープロテクトとラディアスガラスコーティング剤の2つでした。

ちょっと気になる事


上記のような実験で上手くいきそうな雰囲気を醸し出していたんですが、ちょっとだけ気になる事があります。


模造紙に直接コーティング剤を吹きかけて、一気に実験してやろうと試したんですが、この赤マルで囲んだところはCCウォータープロテクトが吹きかけてあります。

左右はラディアスガラスコーティング剤とスマートミスト…だったはずなんですが、CCウォータープロテクトを吹きかけた直後は黄緑色だったんですが、時間経過とともに変化がなくなってしまいました。

この実験方法もダメ…?

そもそもにCCウォータープロテクトが乾くともうだめなのか、実験方法がダメなのか微妙なところです。

ティッシュを乾かしてみればよかったのかもしれませんが、ポイポイ捨ててしまっていたので、改めて検証が必要かもしれません。

まだ実験は終わらないようだ


という事で、コーティング剤を使って実験をしてみましたが、どうにも思った通りの結果にならずに困ってしまいました(笑)

とりあえず今回は「ティッシュにしみこませると変化は見れた」という所までは来たので、乾かしてみたり、色々試しながらもう少し頑張ってみたいと思います。

あとはアレだな。紫外線保護を謳っている商品がもう少し手元に欲しい所ですね…。

No8 ハイブリッドガラスコーティングをレビューしてみた!

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今回は、なんだか久しぶりのコーティング剤のレビューです。
洗車自体はちゃんと定期的にしているんですが「新しいコーティング剤」となると、なかなかタイミングが合いませんね。
もっと日頃の洗車状況もUPしようかなぁ…。更新止まりっぱなしよりも、大分マシでしょうか?



オートバックスの「No8 ハイブリッドガラスコーティング」


さて、今回レビューするのは、コメント欄にて教えて頂いた「No8 ハイブリッドガラスコーティング」です。
この製品はオートバックスグループのオリジナル製品です。

製品の特長としてこのような記述がありました。

 ■簡単作業でムラになりにくいスプレータイプのコーティング剤です。
 ■使うほど、ガラスコーティング効果が増し、水洗いだけで汚れが落ちます。
 ■「ガラスの保護力」と「シリコーンの輝き」の特長を併せ持つハイブリッドコートです。

https://www.autobacs.com/shop/g/g4971475278811

という事ですが、さらに補足としてこのような内容が。

 本製品は、洗車後の水滴を軽く拭き取ったボディにスプレーして拭くだけの簡単作業で、ガラスコーティングができる、全塗装色対応の簡易コーティング剤です。
 本製品は主成分である「天然ガラス成分」と「被膜形成型シリコーンオイル」を同時に電着(※)させることにより、ガラス系コーティングの保護とシリコーン系コーティングの輝きの双方の特長を併せ持った、ハイブリッドなガラスコーティングです。水アカや雨ジミもできにくくなり、汚れが落ちやすくて強い保護力と深みのある艶のあるボディに仕上がります。
 また、電着したガラス成分は、塗装表面に無数にあるミクロの凹凸の凹部分を埋め、何度も繰り返し施工することで、凹部分が結晶で埋めつくされ、塗装表面そのものがガラス質へと進化していきます。使えば使うほど、水洗いだけで汚れが落ちるピカピカボディになります。

https://www.autobacs.com/shop/g/g4971475278811

って事なので、ペルシードやグラシアスと似たような製品でしょうか。

公式の紹介動画はコチラ



「クリア層がガラス化」とか「塗装がガラス質に」とか


というか、このNo8 ハイブリッドガラスコーティングの売り文句で納得した点がいくつかあります。

「塗装表面のクリア層をガラス質に変える

とか

「天然ガラス成分がクリア層の浸透定着してガラス化する」

とか

「クリア層自体がガラス化」


という、この手の製品の謳い文句。

そんなわけねぇだろ

と思っていたんですが、まぁつまり、No8 ハイブリッドガラスコーティングの謳い文句を参考にするならば

浸透=傷などの凹凸に入り込む

塗装をガラス質に変化 or 塗装をガラス化=ただ表面に乗っかってるだけ

って解釈でいんでしょうか?

上記のような解釈でいいのであれば

ワックス施工した車だったら「塗装がワックス化」とか「塗装がワックス質に変化」って表現をしてもいいって事?

なんか字面だけ見ると、塗装がエラくヤバいことになているように見えてしまいますね(笑)

いつまでも乾かないヌルヌルの塗装…みたいな?

この解釈方法が当たってるかについては、私個人の解釈なので、まぁ参考程度に。
「お前の貧相な語彙力だとそういう解釈になったかもしれないけど、正しい日本語の解釈だとこうなるんだぞ!」というご指摘があれば是非…。

施工してみる

まぁ荒さがしみたいな事をしていてもしょうがないし、結局の所「塗装に悪くなくて艶がでるなら何でもいい」というのが最終的な所ではあるので、兎にも角にも使ってみることにしました。

「結局買うなら四の五の言わず買え!」とか言わないでくださいね(笑)

ということで、製品レビュー。

内容はNo.8 ハイブリッドガラスコーティングの他、マイクロファイバークロスがつきます。

その他の情報はコチラ
成分:天然ガラス成分、電荷水、特殊シリコーン
液性:弱アルカリ性

洗車後のボディーに施工してみます。


スプレーした感じは、若干泡立つ感じで、ペルシードやグラシアスに非常に近い感じですね。

施工後のボディーはこんな感じ。



うん、まぁいい感じかな?

変化は見て取れます。

施工日は曇天だったので、日を変えて晴天時に施工してみました。

施工前の洗車の様子。


水はシターーーっと流れていきます。
※見づらいGIFでゴメンナサイ…

ただ、これが雨だとしたら警報レベルの豪雨ですのでは雨天時の撥水・疎水の参考にはなりませんからね?
まぁ、GIFの都度同じことを言っていますので、昔からの読者の方はウンザリかもしれませんが、初見の方もいると思いますので一応…。

2回目の施工結果は…



晴天だというせいもあるかと思いますが、テラテラですね。

ただ、肉眼でみた光沢感としては、ヌラヌラ、ヌメヌメといった感じよりも、もう少しすっきりした感じの光沢でした。

ちなみに同梱のマイクロファイバータオルの質は、厚さも毛の長さも手触りも中々よいものでした。

そのうち「同梱MFタオルランキング」とかやってみようかな(笑)


パネルで比較してみる


次に、パネル実験です。

まずはど真ん中にNo.8 ハイブリッドガラスコーティングを施工。


ちゃんと変化が見て取れますが、少し薄い感じがしますね。

ペルシード、グラシアスと比較してみる


次に同様に「ガラス質に変化」系の製品であるペルシードやグラシアスと比較してみます。

参考
ミラリード コーティング剤 ペルシードの効果を比較してみた
プロスタッフの「グラシアス」を試してみた

左から順番に、グラシアス、No8 ハイブリッドガラスコーティング、ペルシードです。

真ん中のNo8 ハイブリッドガラスコーティングが一番薄いように見えますが、あくまで光の加減の問題なので、肉眼でみると大した差は見て取れません。




水滴を落としてみる


いつもならここでgifアニメーションなんですが…


わかりづらいですね(笑)

パネルにいつも通り水滴を落としてみると、どれも「ぺたー」っとした感じの水滴が出来上がります。
ペルシードが少しコロっとした感じでしょうか。

これを少しずつ立てていくと…




グラシアスとNo8 ハイブリッドガラスコーティングの水滴が流れ落ちました。

ペルシードは残りましたね。水滴の量の問題かなぁ…。

で、実験後、水分をふき取ります。


!?

No8 ハイブリッドガラスコーティングとペルシードが見えなくなりました(笑)

グラシアスはちゃんと残っていますね…。

そういえば、ペルシードのレビューの時も同じことがありましたね。




No8 ハイブリッドガラスコーティングのレビューまとめ


という事で、No8 ハイブリッドガラスコーティングを試してみましたが、悪くないかな。

光沢も感じられましたので、効果はあるのかなといった感じです。

1回目、2回目と繰り返していくと効果は増しているのかなぁ~という感じはしますが、パネル実験の通り、耐久性について若干の不安が残ります。
まぁパネルじゃなくて塗装面だったら違うのかもしれませんが…。でもグラシアスは残ってるし…

施工した感じとしては、施工ムラも起きにくいので、立ち位置的にはやはりにペルシードにかなり近い所ではないかなぁと思います。

付属のタオル的にはペルシード付属の物のほうが私は好きですけど。

でも、約2,700円は少し高いかなぁという感じですね。

もう少し価格が落ちてくれれば、もっと使いやすくなるんじゃないかなぁと思います。

1本使い切るまで施工したらもしかしたらもっともっと光沢は増すかもしれません。

同じ製品を繰り返し施工したときの比較も今後やってみたいと思います。

CCIのスマートミスト親水タイプをレビューしてみた

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今回は、CCIのスマートミスト親水タイプのレビューです。

色々な方々から、レビューのご要望を頂いていた製品ですし、スマートミスト自体は私の中では評価の高い製品ですので、私自身結果が楽しみです。

CCIのスマートミスト 親水タイプ


スマートミストといえば、当ブログでは定番中の定番製品の扱いになっています。

購入のしやすさ、価格の安さ、効果のバランスがいいので毎度登場しています。



私はCCIさんの回し者ではないのでご安心ください(笑)

単純に、個人的な使用感からスマートミストを基準にしているだけですので…。


今回レビューするのは、そのスマートミストの親水タイプ。

親水タイプといえば、水滴が丸くなりにくく、汚れが付着しづらいイメージがありますが、果たしてどうなのか試してみようと思います。


スマートミスト親水タイプを買ってみる


というわけで、スマートミストの親水タイプを購入。

価格は撥水タイプと比べてもほとんど変わりません。

同梱されているマイクロファイバータオルは、毛足が長くて厚手で使いやすそうです。


スマートミスト親水タイプを施工してみた


それでは、洗車後のボディーに施工してみます。




施工した感じはいつものスマートミストと同じような感じ。

ムラにもなりにくく使い勝手がいいのは変わらないようです。

パネルで比較してみる


次にパネル比較です。

左側にスマートミスト親水タイプを施工してみました。


やはり仕上がりは綺麗ですね。

キズの隠蔽も、艶感も流石といった所です。

スマートミスト撥水タイプと比較してみる


次に撥水タイプとの比較です。

左がスマートミスト親水タイプ、右がスマートミスト撥水タイプです。


いかがでしょうか?

双方同等の光沢感で、傷の隠蔽具合も同じような感じです。

次に、水滴を落として比較してみます。

まず、親水タイプの水滴。


思ったよりもコロコロしています。

次に撥水タイプの水滴。


あれ?

どっちもコロコロしていますね。

あまり違いがわかりません(笑)

それでは、パネルを立てていきます。


あら?

撥水の方が先に落ちるんかーい!

と、意外な結果となってしまいました。

個人的には「親水タイプ」って事なのでもっとスルっと水滴が落ちると思ったんですが…。

ちなみに、こちらのパネル、ほぼ垂直に近い所まで立てて、やっとこ水滴が落ちた感じです。

やはり、水はけに関してはスマートミストは他製品と比較すると若干性能が落ちるようです。

スマートミストEXと比較してみる


次に、スマートミストの上位版、スマートミストEXとの比較です。

左にスマートミスト親水タイプ、右にスマートミストEXを施工しました。


光沢感的には、スマートミストEXのほうがテラっとしている感じがします。

写真だと撥水タイプのほうが傷が見えづらい感じがしますね。

ただ、今回パネル施工時に改めて思ったんですが、スマートミストEXのほうが施工が大変でした。

塗り込んだ成分が中々とれなくて、いつまでたってもザラついた感じが残ります。

MFタオルを使ってゴシゴシしてやっと綺麗になる感じです。



次に水滴の落ち具合の比較。

スマートミストEX自体は水はけのいい製品ですので、なんとなく結果の方は見えてきそうですが…。


やはり、スマートミストEXのほうが水滴の落ちがいいですね。

ほんのちょっとだけパネルが傾斜しているんですが、水滴を落とした瞬間から少しずつ滴り、手に持った瞬間から滑り出します。


スマートミスト親水タイプのまとめ


以上、スマートミストの親水タイプを使ってみました。

効果の程はスマートミストの撥水タイプと同等の模様。

光沢感も傷の隠蔽具合もいい感じですが、やはり水はけという部分は他社製品に一歩譲る感じになりそうです。

価格もほぼ同じ価格で購入できるので、「今は撥水タイプを使っているけど親水タイプも気になる」という方は一度試してみても良いと思います。

フロントガラスの撥水コート「スマートビュー one」の施工その後

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昨年の6月に施工して「数か月たったら経過報告」とか言っておきながら、完全にほったらかしだったスマートビュー oneの経過の報告をしたいと思います。

参考:フロントガラスの撥水コート「スマートビュー one」を試してみた


早速比較

さて、約1年前に施工したスマートビュー one。

シリコーン系とフッ素系の2つを施工したわけですが、今現在どうなっているか、アニメーションで比較してみます。
※GIFアニメーションなので、読み込みに少し時間がかかるかもしれません

こちらが施工直後

こちらが今現在

どっちも撥水してるね(笑)

現在の状況


ということで、アニメーションをみてもさっぱり違いが判らない感じですが、実際に走行しながら施工直後の様子を思い返してみると「若干撥水が落ちてきてるなぁ」という印象です。

フッ素系施工面と、シリコーン系施工面での違いはさっぱり分かりません(笑)

車の保管と走行状況


さて、ここまでだと

スマートビューONEスゲー――!超買いじゃん!!

…となりそうですが、私の車の保管状況も関係してきそうです。

今現在、私の車の保管環境が、雨風がしのげる駐車場。尚且つ走行は週末くらいなものなので、窓ガラスのコーティング剤が相当持つであろう環境なのも要因の一つだろうと考えています。

毎日のように乗っている方の車であれば、雨天時のワイパーでもっと早く効果が落ちるのは間違いないでしょう。

今の状況で、左右で違いが判るようになるまでどれくらいかかるものなのか…。

梅雨が来る前にもう一回施工したいんですけど(笑)


スマートビューONE施工後の感想


という事で、スマートビューONE施工直後から、約1年経過まで様子を見てみましたが、私の環境では十分撥水を保ってくれました。

ただ、施工時の記事にコメントして頂いたのですが…

・施工直後~時期にもよるが1~2か月程度で弾きが悪くなる(ワイパー使用頻度にもよる)
・トンネル進入時に曇りやすくなる(G1000の数倍は曇りやすいと思います)
・最大のデメリット「取り除くのが超絶面倒臭い」

※頂いたコメントより抜粋

フッ素系は上記のような注意点があるようですので、念頭に入れておいた方がよさそうです。

以上、スマートビューONEの経過報告でした。

我慢しきれず再施工するようなことが無ければ、また経過報告したいと思います。
※たぶん再施工すると思いますので期待なさらず…

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