以前より、コメント欄にてDPROさんの製品のレビューのお願いを頂いていたので、今回はDRPO「Type-3D」をレビューしてみたいと思います。
DPRO Type3Dとは

DPRO Type3Dは、3D立体構造、高耐久&疎水性が特徴とされるガラス系のコーティング剤です。
洗車後の濡れたボディーに塗ってふき取るだけの簡単施工ができる製品でもあります。

疎水の製品ですとTypeTP,Type3Dと2種類あるんですが、今回はせっかくなので価格の高いType3Dのほうを試してみることにしました。
でも
高いんだよなぁ
価格にして5,000円程。
私個人としてはちょっと高い部類に入るので購入には勇気がいりました。
ちなみに後に調べたらこんなのもありました。

こちらのPremium3Gという商品は8,000円程のお値段になるようです…。コーティング剤は日に日に高くなってますね。ブリスがドーンと伸びて、高いなぁと思っていたら安い製品がたくさん出て、今度はその中でプレミアム感を出すために高い製品がまた出てきて…と。
パネル実験をしてみる
さて、今回はパネル実験から。

前回「コーティング剤のキラサクGPコーティングを試してみた」にて使用したパネルです。
右側がキラサク、左下がスマートミスト、左上がCCウォーターゴールドです。
前回の実験から約一か月室内放置ですが、スマートミストが一番残っていました。




次に、水滴を落として滑水性の比較をしてみます。

スポイトで水滴を落とした状態。
「疎水」と言っても完全に水滴ができないというわけではなく、水滴の接触角度の問題のようです。左側のスマートミストの水滴のほうが、コロっとした水滴になっていますね。
このパネルを徐々に立てていきます。



元々、スマートミストは撥水する代わりに水滴の落ちが悪いのは認識していましたが、顕著に差がでましたね。
以上、パネル実験終了。次は車に施工してみます。
車に施工してみる

それでは次に車に施工してみます。
施工は洗車後のボディーに塗ってふき取るだけです。



後日、雨天時
さて、施工後数日した後に雨が降りました。雨の中撮影した写真がコチラ。

「あれ?撥水してねぇ?」とか思わないように。
前述の通り、「疎水」ってのは水滴の接触角の問題で、水滴ができないわけではありません。
よくある、水を大量にぶっかける動画等のように、完全にスルスルと水が落ちるなんてことはほぼありません。
ゲリラ豪雨とかそんな状態の中を走行したら同じように水が流れてくれるかもしれませんが…。
あの水滴がスルスル流れる姿が楽しめるのは、ほぼ洗車のタイミングで大量に水をぶっかけた時だけでしょう。
さらに、その後
雨天後に、車体が乾いた後で撮影した写真がコチラ。


寄った写真で見ると確かに汚れてはいるんですが、水滴状の汚れ方ではなく、全体的にモヤーっと汚れています。この雨の前、すでに花粉がうっすらボディーに積もっている状態だったので、それにしては綺麗な方かなぁと思いました。
この汚れ方はバキバキに撥水するコーティング剤ではあまり見ない汚れ方です(いい意味で)。
そしてさらにその後
その後もう一度雨天を乗り越え、乾いた状態。

全体的に汚れはひどくなっていないようにも見えます。
寄ってみました。

汚れてはいますが、水滴跡が小さめですね。
防汚性能についてはちょっと言及できませんが、汚れ方が全体的に満遍なくといった感じなので、斑点状に汚れているときと比べると綺麗に見えるかもしれません。
総評
という事で、今回DPROのType3Dを試してみましたが、「まぁ悪くないでしょう」といった感じかな。
耐久性については次回コーティング剤比較の時に、今回使用したパネルがどう変化しているかで確認するとして、雨天後、汚れの付着が、目立ちにくいというのはメリットだと思います。
水滴の落ち具合もよかったので、いつまでも水滴がついていて、汚れが付着するのが嫌だとか、レンズ効果で塗装が焼かれるのが嫌だという人は、試してみるのもアリかと思います。
ただし、疎水とはいえ、水滴が全くできないというわけではないというのは忘れないように。
あとは価格が少しばかり強気なお値段なので、あとは各自お財布とご相談の上購入して頂ければと思います。
以上DPROのType3Dのレビューでした。