今回は、当ブログでも登場回数No1のスマートミストの上位製品、「スマートミストEX」のレビューをしてみたいと思います。
スマートミストEXとは
今回試すスマートミストEXは、これまで何度も登場しているスマートミストの上位版の製品です。
参考:カーコーティング剤のスマートミストの効果を試してみた
購入したのは、汚れとりクリーナーとセットになっているタイプ。
今回は、このスマートミストEXと通常のスマートミストとの違いや、効果などをレビューしていこうと思います。
ちなみに
このスマートミストEX、登場時から存在は知っていたわけですが、なぜ今の今まで試さなかったのか。
それは
「スマートミスト売れたから、ちょっと値段高い奴出しても売れるんじゃね?」とか思ってるに違いない!と、私が勝手に思っていたから(笑)
だってね、「どうせ出すなら最初から本気出してくれよ」と思っちゃうじゃないですか。
まぁ、そんなスマートミストEXも、大分値段が落ちてきて、丁度いい感じになったので今回試してみることにしたわけです。
成分と施工上の注意について

さて、今回のスマートミストEX、これまでのスマートミストと何が違うのかなぁと成分を見てみたんですが…

・ガラス系ポリマー
・つや向上成分
・つや向上成分
・・・・
ざっくりしすぎぃ!!!
「つや向上成分」って何すか?って感じなんですけど、「成分なんて気にしなくても艶でるから黙って使え」って事なんでしょうか…。
次に施工上の注意について。
汚れとりクリーナーについては研磨剤が入っているようなんで、注意が必要なのはもちろんなんですが、気になったのがコレ。

「油膜やギラつきの原因になるので、ガラスやミラーには使用しないでください」
あれ?
スマートミストのいい所って、どこでも気にせず手軽に使えて艶が出るって所だと思ってたんだけど…。
スマートミストEXは使用箇所に注意が必要なようです。
車に施工してみる

それでは車に施工してみたいと思います。
まずはクリーナーから
折角なので始めにクリーナーから使っていきます。

液体は白くドロっとした感じ。
使用感は、シュアラスターのスピリットクリーナーの感じに近いですね。
スマートミストEXを施工
次にスマートミストEXを施工していきます。

ボディーにスプレーしてみると、液体の色がスマートミストと比べてかなり濃いですね。
施工後はこの通り。



良い感じの艶が出ました。
ただ、少し気になったのがコレ。

わかりますか?
マルで囲んでみます。

この赤マルの所、簡易スプレー型のカルナウバワックス系の拭き残し時にでるような、ワックスカスのようなものが出ています。
これは、前回施工したザイモールが洗車で浮いてきただけかもしれませんが、少し気になります。
ただ、上記の注意書きの「ギラつき」等を考えると「つや向上成分」の正体はカルナウバワックスなんじゃないのかなぁと勘ぐってしまいます。
詳細な成分が明記されていないので何とも言えませんけど…。
パネルで比較してみる
次にパネルで比較をしていきます。
余談ですが、前回ザイモールの実験で使ったパネルを引っ張り出してみたところ、面白い結果になりました。
参考:高級カーワックスの代名詞 ザイモールのワックスを使ってみた

明らかに一番左のシュアラスターのSEFを施工したところが綺麗に残っている感じです。
耐久性の面ではシュアラスターのほうが有利なのかもしれませんね。
では、話を戻します。
パネルに施工

まずは単体でパネルに施工。
左半分に施工してみました。

まぁ「これだけ液体が白ければ当たり前だろ」って感じではありますが、明確に差が出ました。良い感じです。
ただ、パネル施工時に思ったんですが
ムラと拭き残しが中々取れない!
車に施工している最中は、水分があったのとMFタオルを使っていたので気づきませんでしたが、結構ムラになったり、なかなか綺麗にふき取れないという事がありました。
実際の施工時には気にならないレベルだとは思いますが…。
スマートミストと比較
次に、スマートミストとスマートミストEXの比較です。
先ずは液体の違いについて。

すみません、上の画像と位置が逆になってしまいましたが、左がスマートミスト、右がスマートミストEXです。
写真が白飛びしてしまって見づらいですが、スマートミストEXがかなり濃い感じです。雰囲気的にCCウォーターゴールドに近い感じがします。
次にパネル比較。

写真で見ると、通常のスマートミストのほうが傷が目立ちにくい感じですが、肉眼でみてもスマートミストEXも良い感じでした。
CCウォーターゴールドと比較

次に、なんだか液体の感じが似ていると思ったCCウォーターゴールドとの比較です。
今度は左がスマートミストEX、右がCCウォーターゴールドです。

明らかにスマートミストEXのほうが濃いですね。
それではパネルで比較してみます。
左がスマートミストEX、右がCCウォーターゴールドです。

スマートミストEXのほうが良い感じに見えます。
水滴を落としてみる
さて、次に水滴の落ち具合を比べてみます。
始めに、スマートミストとの比較。
右がスマートミストEX、左がスマートミストなんですが…

凄く水滴落ちるんだけど(笑)
これ、パネル自体最初からすこーーしだけ傾いている状態なんです。べったり下に置いてしまうと傾けながら写真を撮るのが大変なので…。
後ろにタバコの箱を寝かせておいて土台にしてるんですね。傾斜角は30度も行ってないとおもうんですが、その場にとどまるスマートミストに比べ、スマートミストEXは水滴が落ち始めています。
映り込んでいる照明が動いていないので角度をほとんど変えていないのは理解頂けると思います。
次に右がスマートミストEX、左がCCウォーターゴールド。

これも水がスルスル落ちていきます。
これは素直に凄い。
当ブログではこれまで、「スマートミストは使いやすさも光沢も、傷の隠蔽具合も良いが水滴の落ちがすこぶる悪い」と何度も言ってきたわけですが、「これで文句ないだろ(オラァ!」と言わんばかりの水滴の落ち具合です。
まとめ
スマートミストEXを試してみましたが、率直な感想としては
光沢、水滴の落ち具合は申し分ないけど、スマートミストが持っていた良さは無くなった
といった感じです。
私個人としては、スマートミストは「安い」「艶が出る」「どこにでも使える」「どこでも買える」所がワンセットになっているところが良い点だと思っていたので、スマートミストとスマートミストスマートミストEXを比較するならば、普通のスマートミストのほうがいいんじゃないかと思えてしまいます。
手間暇かけて、艶々ボディーにしたいなら、スマートミストEXをあえて選択する必要もなくなってしまいますし…。
ただ、水滴の落ち具合については、過去最高レベルと言っても過言ではないくらい良いですね。
おとした水滴がその場でスルスル落ちていく姿には感動しました。
水滴がつきにくいという事は、乾いてイオンデポジットができる可能性も減るでしょう。
ちなみに雨天時の感じはこうなります。


水滴は大きめです。
以上、スマートミストEXを試してみましたが、これまでのスマートミストとは別物として考えて購入するのが良さそうです。
艶は申し分ないので、気になる方は試してみてください。